ハヤカワ文庫JA<br> 日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人

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ハヤカワ文庫JA
日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人

  • ISBN:9784150314910

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内容説明

青春時間SFの傑作『サマー/タイム/トラベラー』の著者が発表してきた短篇小説を集成。十九世紀のメキシコを舞台に『竹取物語』の翻案が繰り広げられる歴史改変SFである表題作をはじめ、情報技術の未来を疾駆するポストサイバーパンクSFや青春小説など多彩な作品集。伴名練=編による作家別傑作選第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

31
SFに限らず幅広い活動をしている新城さん、やはり何と言っても「サマー/タイム/トラベラー」が圧倒的に良かったので、その他の作品ってどんなの書いているのか私としてはあまり知りませんでした。でも日本で一番SF好きな?伴名錬さんが選んだアンソロジーならと読んでみました。10編の中短編集、ジャンルもSFだけじゃないのものを含めた玉手箱のような一冊でした。「月を買った御夫人」「雨降りマージ」がお気に入り。ただ一番面白かったのは最後の伴名錬さんの「ゲームマスター・新城カズマは情報圏を遊歩する」でした。★3.52023/05/09

ひさか

26
10の短編を2021年7月ハヤカワJA文庫刊。日本SFの臨界点作家シリーズ2作目。振り返ると悪くない話ばかりなのだが、核になるアイデアを繰り返すギャグや勘違いで展開する読み辛い話ばかりが続くので、食傷気味になった。伴名練さんの解説が面白い。2021/08/31

サケ太

22
今まで表題作以外は「島津戦記」しか読んでいなかったが、どれも面白い。根拠のあるフィクション、これが面白かった。『ジェラルド・L・エアーズ、最後の犯行』、『月を買った御婦人』が面白い。『月を買った御婦人』は個人的に歴史改変SFが大好物なので何度読んでもいい。2021/07/26

くさてる

21
その昔、昭和SFの御大たちの作品を読み漁った十代の頃を思い出しました。形式や構成、扱われているガジェットの差はあれど、発想の自由さと作品の持つ力は往時に負けず面白くて力強い。自由な発想、飛躍する想像力を楽しみました。2021/09/15

宇宙猫

18
★★★ 面白かったけど、読みにくい話も多い。上手いとは思うんだけどな。2021/10/21

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