扶桑社BOOKS<br> 大東亜戦争の事件簿――隠された昭和史の真実

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

扶桑社BOOKS
大東亜戦争の事件簿――隠された昭和史の真実

  • 著者名:早坂隆
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 扶桑社(2021/07発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594088231

ファイル: /

内容説明

日本人なら知っておきたい……
出航した疎開船が魚雷攻撃を受け、命を失った多くの子供達。終戦前後、壮絶な虐殺の対象とされた満洲や朝鮮半島で暮らしていた民間邦人。歴史の転換点となった、その時には知られなかった事件の数々……戦後、敗戦国では数多くの人々が戦犯として裁かれた。その一方で多くの庶民が戦勝国の“戦争犯罪”の被害者になったことや、戦時下で歴史を変えることになった重大事件の実態については、あまりにも知られていない。

歴史とは「事件の集積」である。一つの事件が次の事件を呼び、また別の事件を誘う。その「流れ」を的確に把握することが、奥行きのある多面的な歴史認識の醸成に繋がる。様々な事件の発生要因や経緯、その後の展開などを理解し、歴史へのまなざしを柔軟に広げていくことが肝要である。
歴史は常に複眼的に見なければならない。無論、いくつかの事件を恣意的にタブー視することなど、もってのほかである。そのうえで大事なのは、先人たちへの鎮魂や哀悼の気持ちを穏やかに育んでいくことである。この行為への共鳴なくして、「歴史を学ぶ」ということにはならないのではないか。
人間社会が保つべき温もりとは、そういった姿勢から湧き出ずるものであろう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

167
通州事件、ノモンハン事変、戦時下の日本民間船への攻撃、引揚者に対する暴行略奪行為など、日本側が被害を受けた理不尽な襲撃事件が記載されている。教科書では話題にならない事件集。日本悪玉、連合軍善玉の歴史に疑問を持たせてくれる。その他スパイゾルゲ事件も話題となる。ロシアや中国の領土拡大野心がいかに強いか、赤化がいかに危険であるか納得できる。本書の印象として、海軍甲事件、海軍乙事件といったやや異なる話題にも広がったため、深みは薄まってしまった。2021/12/06

ロア

20
「日本の近代史教育では、『日本が加害者』である事件ばかりが教えられ、『日本が被害者』の事件は不思議なほど触れられない。歴史が意図的にトリミングされているのだ」2022/10/10

めっかち

4
 早坂隆さんのオムニバス形式の歴史ノンフィクション。取り上げられているのは、通州事件、南京事件、黄河決壊事件、オトポール事件、ノモンハン事件、ゾルゲ事件、海軍甲事件、海軍乙事件、対馬丸事件、尖閣諸島戦時遭難事件、葛根廟事件、北海道占領未遂事件、三船受難事件、引揚者受難事件、元日本兵連続割腹事件、抑留者洗脳事件。どれもとても興味深かった。「えっ、なんで、これ教科書に載せないの?」ってのがけっこうあったなぁ……。2022/08/11

ゆう

0
平成生まれなので、戦争について知らないことだらけで名前すら知らんかった事件だらけで勉強になった。2022/04/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18276200
  • ご注意事項

最近チェックした商品