子どもの本で平和をつくる ~イエラ・レップマンの目ざしたこと~

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子どもの本で平和をつくる ~イエラ・レップマンの目ざしたこと~

  • ISBN:9784097251231

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内容説明

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子どもの本を通して希望の種をまく。

戦後、混乱した街中で大きな建物の前に人びとの列を見つけ、少女は、弟の手を引いて建物に入りました。すると、そこにはたくさんの本が並べてありました。そして、ステキな女性と出会います。その人こそ、イエラ・レップマンでした。

イエラ・レップマンは、国際児童図書評議会(IBBY)、世界で初めての国際児童図書館(ミュンヘン国際児童図書館)を創設した人です。

どのようにして、子どもの図書展をスタートしたのかを語ることで、子ども本の大切さを伝えています。

巻末に、イエラ・レップマンや、図書展についての解説もあります。

※この作品はカラー版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

38
イェラ・レップマンのことを知らなかったので、漠然と読んでしまいました。 でも、気になったので、自伝「子どもの本は世界の架け橋」を読んだら、この絵本が輝き始めました。 戦争で荒廃した街で、レップマンは子どもたちに、夢と平和をつくるために、素晴らしい活動を行ったのですね。 この絵本はサイドストーリーですが、読み聞かせする大人にとって、とても大切な絵本になると思います。2021/11/15

k sato

30
本が平和をつくる(´▽`)国際児童図書評議会を設立したイエラ・レップマンをモデルにした絵本です。第二次世界大戦当時、イエラには信念がありました。お互いを理解し合うために子どもたちには本が必要であると・・・。イエラは、素晴らしい絵本を世界中から集め図書展を開催したのです。本が平和の礎になるという考えに賛同するとともに、どのような本を読むかによって、子どもに与える影響は変わってくるとも思います。良書を見極める審美眼を子どものうちから養えるといいですね。読書好きの私の心にも、平和が存在するということでしょうか。2023/09/01

おはなし会 芽ぶっく 

28
絵本に登場するアンネリーゼが、イエラ・レップマンさんのモデル?と読んでいたら、図書館にいた女性がイエラ・レップマンさんでした。IBBY(国際児童図書評議会)・ミュンヘン国際児童図書館の創設者。彼女は「本」の力を信じて世界平和を志した方です。彼女の思いに応え、世界中から届いた本たちが、彼女の活動のスタートです。アンネリーゼたちが読んでもらった『はなのすきなうし』『ぞうのババール』は今でも読み継がれていますね。いつかミュンヘンにある国際児童図書館に行ってみたいです。【祈りや願いから考える平和】2021/08/17

Cinejazz

17
〝優れた子供の本は、世界の子供たちがお互いを理解し合い、繋がりを感じるのに役立つ〟と、第二次世界大戦で荒廃したドイツから訴え続け「国際児童図書評議会(IBBY)」の設立に貢献した、ドイツの児童文学者イエラ・レップマン(1891-1970)を紹介した絵本。〝この混乱した世界を正すことを、子どもたちから始めましょう。そうすれば、子どもたちが大人たちに、進むべき道を示してくれるでしょう〟―イエラ・レップマン 1945年 2022/09/07

いよの缶詰め

13
イエラ・レップマンの絵本。こんな人がいた事は全く知らなかった。戦争で綺麗な何もかも奪われた。しかし立ち寄った大広間にはたくさんの本があった。子どもの本から平和を作る。タイトルも素敵だ。2021/10/21

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