カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する

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カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する

  • 著者名:岡大介【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 株式会社dZERO(2021/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784907623425

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内容説明

現代唯一の演歌師が歌いあげる豊かな風刺の世界

「オッペケペッポー ペッポッポー」「ア、ノンキだね」「ヨワッタネ 生活戦線異状あり」
「演歌」とは、明治・大正期に流行した「演説歌」。面白おかしい詞を織り交ぜながら、時の権力や世相を風刺する。政府批判・演説が弾圧された時代、「それならば歌で」と街頭で高らかに歌いあげる演歌師が現れた。その草分けである添田 薰坊の流れをくむ現代唯一の演歌師・岡大介20年の記録。1978年生まれの岡は、寄席で、ホールで、「流し」として居酒屋で、そして山谷や西成などの労働者の街で歌い続けている。岡大介「演歌」動画付き!

【著者】
岡大介
1978 年、東京都に生まれる。添田 薰坊・知道の流れをくんだ、明 治・大正演歌を歌う現代唯一の演歌師。空き缶で作ったカンカラ三 線をリュックに差し、全国を回って演奏活動を続けている。演奏の 場は、寄席、演芸場、ホール、居酒屋など多岐にわたり、集会や祭 りに呼ばれることも多い。年間ステージ数は365 を超える。 リリースしたCD に、『かんからそんぐ』Ⅰ~Ⅲ、『にっぽんそんぐ』 (いずれもオフノート発売)がある。

目次

第一章:政治や社会をチクリと刺す「演歌」――尊敬する添田 薰坊・知道のこと  
第二章:「無翼」の歌、「庶民翼」の歌――カンカラ三線を持ってどこへでも  
第三章:同世代の流行り歌にこころ動かず――ぼくが「演歌」にたどりつくまで  
第四章:歌ってつながる人の縁――歌と酒と、厳しさと人情と  
第五章:政治の過ちを風刺に変えてまっすぐに――松元ヒロさんに学んだ芸の姿勢  
付 録:岡大介カンカラ演歌集/岡大介自作曲集