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内容説明
好評を博した『継投論』に続く第2弾!
横浜ベイスターズの優勝監督にして「日本一のピッチングコーチ」と言われた権藤博氏が、「嫌な投手(打者)、打ちにくい投手(打ち取りにくい打者)とは何か」を、人気スポーツジャーナリスト二宮清純氏を相手に縦横無尽に語る。
野球関係者・ファン必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フク
15
図書館。 野球の神様と普通の人の対談形式。「権藤さんの単著じゃいかんのか」と思ったが、いい具合に神様の持っているものを引き出してくれている。 投手の権藤さん曰く、打てる球だけを待って狙い打たれるのが嫌。打者のノムさん曰く不器用だからヤマを張って狙い打つ。結果として2人とも「根拠があれば三振してもいい」となるのは面白い。外野にいるファンとしては重殺の次に嫌。何も起きないから。2020/03/12
Hiroo Shimoda
6
「いい選手には間がある」というのは他のスポーツにも通ずる。2020/10/31
Katsuto Yoshinaga
6
NPBシーズン開幕前に、「継投論」に続く権藤理論の2冊目を読む。期待通り、この人はやはり面白い。先日鬼籍に入られた野村氏とは、若干反目していたようで無能監督と評されたことに対して「グラウンド上で詰将棋なんて見たくないでしょう」と挑発したり、昔の打者の方が優れていたという老解説者たちの言を、そんなことないと一蹴する。「フライボール革命もあり、低め一辺倒は間違い」「四球を恐れるな(≒四球の方が良い場面は多々ある)」「勝負強い弱いの評価は不要」etc.の至言が今回もたっぷり。NPB開幕が待ち遠しい。2020/02/20
パラオ・スパニッシュフライ
6
権藤さん野球眼と見識を知りたくて購入。今の野球のトレンドが昔の野球と変わってきており、考え方も変わってきていることを実感。低目を投げることの本当の意味や、インコースを打つことの意義、野球がうまい選手の解説など、興味深い話を味わうことができた。指導者は昔の考え方を改めないと結果も出せず選手を潰すことになる。それは少年野球レベルから言える。古いしきたりが根強く残っている日本野球界が今後世界から取り残されないことを願う。2019/12/30
ほうむず
3
○「フォアボールを恐るな」は、思い切り攻めのピッチングをしなさい。意味のないフォアボールは出すな。 ○「どうしましょう派」と「こうしましょう派」→やる、やらないは監督が決めること。「責任は俺がとるから、『こうしましょう』という意見をもってきてくれ」。そう言うのが仕事のできる上司。 ○2年連続30勝投手から10勝投手になった。今思えば、30勝した時の自分を追い求めてもがいていた。今の状態に合った生き方がないか、探し導いてあげる、それがコーチの役割。 ○教えられて気づくのはダメ。自分で気づかなければいけない。2021/08/24