内容説明
ナチ収容所で15年の短い生涯を終えたアンネ・フランク.第二次世界大戦が終わって70年以上が経過した今もなお,世界各地で戦乱の犠牲者はあとを絶ちません.なぜ,アンネや世界中の何の罪もない普通の人々が殺され,傷つけられ続けなければならないのでしょうか.アンネの生き抜いた時代を巡る旅を通して平和の意味を考えます.
目次
はじめに┴第1章 ◆ 「アンネの家」との出合い┴ベルギーへ渡る/西フランダースの第一次大戦の激戦地跡を巡る/アンネの住んだ街・アムステルダム/ユダヤ人女性聴講生の秘密/ユダヤ人映画制作者の数奇な生涯┴第2章 ◆ アンネのルーツをたどる┴十年後に「アンネの家」を再訪/なぜ日本人はアンネが好きなの?/ドイツ再統一と雪解けで現れた第二次大戦の傷跡/アンネのルーツをフランクフルトに訪ねる/呪われた一九三三年──欧州と日本┴第3章 ◆ アンネ一家はなぜオランダへ逃げたのか┴アンネの両親がアムステルダムを選んだ理由/アンネのお父さんはヒトラーの上官だった/「嘘をつくなら大きな嘘をつけ」──世界現象だった全体主義/アムステルダムのアンネ──幸せな日々┴第4章 ◆ ドイツ軍が侵攻┴ドイツ軍がやって来た/ナチ・ドイツ占領下──地獄の足音が近づいてくる/「ユダヤ人はすべて抹殺すべし」┴第5章 ◆ 不安と希望の隠れ家の日々┴未来を夢見た,聡明なアンネ/アンネ一家の逃亡を支えたミップ・ギースとの対話/死の召喚状と隠れ家への逃亡┴第6章 ◆ ヒトラーの「わが人生の学校」ウィーン┴ミップとヒトラーは同郷・オーストリア出身/ホームレス時代ヒトラーの影をウィーンに追う┴第7章 ◆ 「アンネの家」が急襲される┴運命の朝/「アンネの家」の人々を密告したのは誰か/悲しみのウェスターボルク中継収容所/地獄行き列車は毎週火曜に発った┴第8章 ◆ アウシュビッツ生還者たちが語る┴運命のアウシュビッツ行き最終便/生還者の語る生き地獄/アンネを苦しめたアウシュビッツへの旅┴第9章 ◆ 凍てつくベルゲン・ベルゼン収容所へ┴「空腹が人間をすっかり変えてしまった」/生還したアンネの親友を訪ね,イスラエルへ/収容所でのアンネとの最後の奇跡的出会い┴第10章 ◆ そして戦争は終わった┴唯一の生存者アンネの父の生還/「死者はここで安息を得られるだろうか」┴終 章 ◆ 戦争の二十世紀から平和の二十一世紀へ┴人間は猛獣より崇高だろうか/戦争と平和──舞台裏で通じる軍産複合体/矛と盾/人の心に宿る天使┴あとがき
感想・レビュー
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