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内容説明
戦国最大の事変「本能寺の変」。このほど、明智軍側からの貴重な証言が加賀藩の古文書『乙夜之書物(いつやのかきもの)』の中から見つかった。歴史界を騒然とさせているその記述には「光秀は本能寺には行かなかった」「家康・秀吉・朝廷…黒幕の存在は?」「信長を討った真の動機は?」……これまでの定説をくつがえす新史実が。古文書解読のエキスパートが読み解く、大河ドラマでは描けなかった真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
21
歴史家の管野俊輔2021年発行著作。光秀家臣の遺談の古書が見つかり、襲撃前の光秀と家臣団の署名・血判も見つかり、光秀自身は本能寺には行ってなかったとか。あくまで信長殺害は、光秀が突然言い出したらしいが、家臣たちはそれを予想していたとか。まあ、本当かもしれないが、残念ながら面白みには欠けてしまうのが、少々残念。本書にある通り歌が詠め、織田軍団の中で随一の教養の持ち主だっただけに、黒幕としてバックには〇〇がいたと思いたい気分はある。山崎の戦い関連で、城攻め得意で大出世も、野戦の経験が乏しいことは知らなかった。2024/05/21
オルレアンの聖たぬき
3
もう少し乙夜之書物について深く掘り下げて書いてるのかと思ってた。しかし、「門外不出」だったものの中に説を補完する記述があったのは興味深い。2022/12/26
兵衛介
2
非学者系の本能寺本ということでスルーしていたが、新史料「乙夜之書物」の紹介がされているということで読んでみた。本能寺襲撃に加わった明智旧臣の回顧談を江戸期に記録したもので一次史料ではないが、信憑性はある程度ありそう。2021/12/04
鈴
1
相変わらず本能寺の変は説が多すぎてよくわからないが、なんとなく信憑性はあると思った。やっぱり黒幕説はないのかもしれない。