角川新書<br> 日本海軍戦史 海戦からみた日露、日清、太平洋戦争

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川新書
日本海軍戦史 海戦からみた日露、日清、太平洋戦争

  • 著者名:戸高一成【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2021/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040823997

ファイル: /

内容説明

栄光から敗北まで、その全軌跡!
日清戦争の勝利から太平洋戦争の敗北まで半世紀。いわば50年戦争であった。
太平洋戦争の開戦決意と敗北の原因は日露戦争の華々しい勝利を遠因とした面が大きく、
日露戦争の勝利の要因は、日清戦争の苦悩の勝利から得た教訓に学んだことにあったのだ。
海軍の艦艇設計思想と戦略思想を踏まえ、海戦図を基にして、
日露戦争の「完全勝利」の内実をはじめ、帝国海軍の戦いを総検証!
海軍研究の第一人者が徹底解説。海からみた大日本帝国の興亡史!!

■丁字戦法への信頼は日本海海戦前に失われ、極秘の奇襲作戦が作られていた
■東郷ターンは無理なもので、丁字戦法も使われなかった
■日露戦争の完全勝利は薄氷を踏むものだった
■山本権兵衛の存在が日清戦争の両国海軍の明暗をわけた
■「高陞号」を撃沈した東郷平八郎や日本海軍への批判は、当時からいくつも存在していた
■水雷艇を集中使用して港内の敵艦を攻撃する作戦は日本海軍の威海衛夜襲が最初だった
■ミッドウェーの敗戦がもたらした深刻な問題は人事異動の不実施にこそある
■太平洋戦争の魚雷戦の失敗は「酸素魚雷の性能が良すぎたため」
■大和・武蔵はわずかな被弾で重要な戦闘力を損なう技術上の欠陥があった

※本書は2010年12月に小社より刊行された『海戦からみた日露戦争』、11年5月刊『海戦からみた日清戦争』、同年11月刊『海戦からみた太平洋戦争』を合本にし、改題の上、加筆修正したものです。

【目次】
新版まえがき
第一部 海戦からみた日露戦争
第一章 海軍戦略思想はいかに生まれたか  ほか
第二部 海戦からみた日清戦争
第一章 幕末の海軍建設と近代日本 ほか
第三部 海戦からみた太平洋戦争
第一章 真珠湾攻撃と山本五十六の真意 ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ごいんきょ

15
海軍史について目から鱗の視点でした。 考えを改めなければ。2022/05/12

つわぶき

9
海戦の観点から、日本海海戦で完全勝利した日露戦争、その前日譚としての日清戦争、そして壊滅的敗北で終わった太平洋戦争の順で解説した本。戦術的に考えると、海戦も陸戦と同様に火力と機動の連携をどの様に活かすかが根幹であり、航空機の登場とはその射程と速度を伸ばす上でターニングポイントだった様に思える。その上で、やや主題とは逸れるかも知れないが、組織の思想や連携の面も印象に残った。日清戦争では近代戦争を実施する上で、ソフトウェアを含めて近代化に取り組んだ日本がハードウェアだけの近代化に留まった清国に勝った(続く)2024/09/21

もちもち

5
単行本が届いたかと思うくらいの厚みだなと思ったら元々3冊に分かれていたものをまとめたのね 個人的にはあまり知識のなかった日清戦争の項目に一番興味を惹かれた。 圧倒的に不利な財政事情にも関わらず、清国に勝つためにアイデアを捻り出した明治の海軍軍人は凄い。2023/11/15

K.C.

4
敢えて時系列によらず、戦前の海軍史をまとめたもの。底本は10年ほど前のものだが、色褪せはしていない。 日露戦争がターニングポイントだという筆者の指摘は興味深い。2021/09/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18106219
  • ご注意事項

最近チェックした商品