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内容説明
腎臓の機能を人工的に代替する人工透析の方法の一つ、腹膜透析に取り組んだ経営者の記録。
透析といえば血液透析を思い浮かべるが、実は「腹膜透析」という方法もある。
自らのお腹のなかに、カテーテルを通して透析液を入れ、お腹のなかの腹膜の毛細血管を通して、血液中の老廃物などを除去する方法である。
自宅や職場などで患者自身が実施できるので、従来通りに近い社会生活が行いやすい。
腹膜透析のための手術の様子から、自宅や出張先で透析を行いながら仕事や趣味を楽しむ様子を、トラブルも含めてありのままに綴る。
100歳時代を充実して迎えるために、透析の療法を選択する際の参考資料として役立つ奮闘記。
目次
はじめに―私が腹膜透析を選んだわけ
第一章 透析を始めるまで
家具売り場デザインの道へ
自身の病気について
第二章 いよいよ腹膜透析を開始
カテーテル手術
透析液での洗浄
透析液の畜液
第三章 自動腹膜透析装置(APD)を使用
CAPD とAPD
いよいよAPD
退院
帰宅後最初のAPD開始
第四章 APDでの社会生活
初めての日帰り出張
趣味のドラムはちょっと?!
障害者1級に
透析治療の患者と看護師
日帰り出張パート2
初めての外来
退院1か月でライブコンサートに出演
第五章 トラブルを乗り越えて
泊りがけの出張へ
宿泊先が火事
トラブル発生
APDで下痢
毎日のAPD
チューブの接続が機械仕掛けに
機械の操作にとまどう
ワンチーム医療
第六章 未来への提言
何か足らない
県外での受診
腹膜透析の問題点
腹膜透析で出張するために
APD ホテル
スピリチュアルも気功も動員して治療にあたる
むすびに 老後を活きる―100歳時代を迎えるために