内容説明
中世ヨーロッパ貴婦人のドレスから、現代のドレスまで美しいイラストでわかりやすく紹介した一冊です。
ドレスのシルエットや衿元、そで、スカートなどのデザインの基本的なバリエーションを系統立てて解説しています。中世の貴婦人が、実際にどのようにドレスを着こなしていたのかも詳しくわかります。
フリルやレース・リボンなど、装飾の種類や小物なども見るだけでも楽しめることと思います。また、いろいろな形のドレスを簡単に描くコツをプロのイラストレーターがアドバイスしています。
ドレスの基本がわかることで、自分でアレンジしてオリジナルのドレスを描くこともできるようになるでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
37
色々あるお姫様達のドレス。袖付けの位置が明らかに変に思えたり、シルエットが急に変わったり、どの衣装がどう前後しているのか知りたくて。不思議な白雪姫のドレスの袖はあの時代の最先端。ラプンツェルのスレンダーなドレスも然り。極端に細く締め上げられたコルセットを見ると、今の服はむしろ古代ローマのキトンなんかに近いくらいに締め付けが緩いみたい。袖の形や襟の形などは胸焼けするくらい沢山見せてもらいました。結構詳しいつもりだったけど、知らないことが多くてびっくりでした。現代のドレスが他の時代に比べて可愛くないのはご愛敬2017/07/27
モン&スター
4
【図書館】所用の為、資料として借用。1100年代ごろからのドレスの変化が順に掲載されていて(確か)凄く役立った。イラストは勿論、時代毎のアクセサリーの説明やドレス特徴・構成・しわの描き方、カッコよく見せるポーズが盛りだくさん。現代のドレスもあって、袖の種類・胸元のデザイン・スカートの長さの比較等眺めるだけでも楽しい。次に資料として必要なことがあれば買った方がいいかなとも思ってる。2023/04/26
もっしゅるーむ
2
お姫さまブーム真っ只中、ドレス好きな娘が見て楽しむかなと思い。そうか、絵を描くためのものだから、中はカラーじゃないのね。なんで色がついてないの?と言われた。…目を離した隙に、ピンクのマーカーペンで色を塗っていた…。完全に油断した。そうか、ピンクだといいなと思ったのね。塗り絵っぽかったね、と気持ちは分かるものの、図書館の本。色塗っちゃだめだよ、と言ったらハッとした様子で大泣き。一緒に謝りに行きました。【3歳6ヶ月】2021/10/02