内容説明
☆この一冊で、過去と今のミャンマーのすべてが理解できる!(逢沢一郎氏 日本ミャンマー友好議員連盟会長)
☆現地に根付いた永杉氏ならではの分析だ。(樋口建史氏 前駐ミャンマー日本国特命全権大使)
☆ミャンマーで情報誌を発行するメディアの視点です。(根本敬氏 ビルマ研究者 上智大学総合グローバル学部教授)
ミャンマー市民への暴虐は、対岸の火事ではない。脅威は間近に迫っている!(あとがきより)
いま、ミャンマーが燃えている。国軍によるクーデター、市民の虐殺。いったい、あの国で何が起きているのか。
日本はミャンマー(ビルマ)樹立から深いかかわりをもち、近年積極的に企業進出してきた。
にもかかわらず、われわれはあまりにもミャンマーについて知らない。
日本政府の果たすべき役割とは? 日本企業はどちらに進むべきなのか?
ミャンマーの歩んできた歴史と現在、未来を第一人者が解き明かす。
何も知らない状態からすべてが理解できる。究極のミャンマー解説書だ!
※この【電子特別版】は掲載写真が一部カラーで収録されております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おおかみ
8
現地で日本語情報誌を発行する著者による、ミャンマー情勢の解説。視点は政局にとどまらず、歴史、民族、宗教、経済、国際関係と多角的で、クーデターからわずか5ヵ月(発刊は本年7月1日)でよくぞここまでまとめ上げたと感服する。一冊で理解が深まるという惹句は誇張ではない。/とりわけ強調されるのが、過去から現在にわたって日本との結び付きの強さである。知らなかったことがあまりにも多い。刻一刻と変わる情勢に注視しなければ。2021/09/03
グレートウォール
8
ミャンマー、昔はビルマと呼ばれたこの国が現在岐路に立たされている。アウンサンスーチーさんや国名は耳にしていてもなぜいま国軍によって市民の命が奪われているのか、国の歴史から直近の状況までが書かれている。 これだけ平和な日本にいると忘れてしまう、これだけ苦しんでいる国があるということを。 国民の力だけではこの国難に立ち向かうことは難しく、しかし先進国もおいそれと手出しができない状況に対し、私たちができることは、まずミャンマーの現状を知るかとからだ。2021/07/10
sakadonohito
7
国軍クーデーターにより民主化が退行してしまったミャンマー。どうなっていくのか、日本はどう付き合っていくのか。そんなことが書かれた1冊。クーデターで民主制を打倒してしまった軍事政権にいつまでもODAを行う日本に対してミャンマー市民はヘイトをためている。一方でミャンマー人の反中感情は高く、それは中共が国軍と癒着し利権を貪っているのと、地域安定化の目的もあって支持しているからのようだ。ミャンマーの政治的安定化はまだまだ遠い未来の話なのだろう。2025/04/30
はちめ
7
ミャンマージャポンの主催者だけに今回のクーデターに関する情報がしっかり整理されている。ミャンマー軍に関する情報もあるが、残念ながらそれらの情報は今後のミャンマーの将来について楽観的になれるようなものは少ない。ミャンマーの場合は通常の軍産複合体ではなく、軍産同一体で、しかもそのような体制が数世代にわたって続いている。 対外関係では国際世論を多少気にしている中国と全く気にしていないロシアのせめぎあいがミャンマーにとって良い方に働けば良いと期待するが、そうならない可能性も十分ある。☆☆☆☆★2021/07/19
Marcel Proust
6
2021年に国軍がクーデターを起こし、民主化された政府を転覆させたミャンマー。ミャンマー情勢を報道では見ていたが、国軍が自らの権力と利権を維持する為に、抵抗する市民を暴力で弾圧し、不都合な選挙の結果は認めず、多民族国家故に自らの権利を主張する少数民族と国軍の内戦状態になっている事など発見の多い一冊だった。著者は国軍が旧日本軍の徹底した上下関係や強烈な忠誠心など負のDNAを引き継いでいると指摘し、日本でも大量殺人者に媚びへつらい、「パイプ役」を自称するミャンマー版鈴木宗男のような人物がいると指摘している。2024/01/25
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