内容説明
米ソ冷戦が終盤を迎えた1985年。韓国との軍事演習を控えたアメリカの空母が、台風により日本海上で立ち往生していた。そこにソ連の爆撃機が接近。「一発も撃たせるな」。航空自衛隊の本庄らF-4パイロットが、にわかに訪れた第三次大戦の危機に立ち向かう。呼吸を忘れる圧巻の戦闘シーン。男たちの絆と矜持が、読む者の胸を震わせる。いま全てが伝説となる。
目次
序章 嵐が来る
第一章 発動
第二章 スクランブル
第三章 五分間の悪夢
第四章 空と、海と
第五章 鴉作戦
第六章 突入
終章 兵どもが夢のあと
巻末対談 田口幹人×宇田川拓也
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
WHISKYCOKE
6
空戦部分は面白いんだけど、回想シーンが退屈で、しかも長すぎ。2021/07/09
m
3
読了直後一言。「年を取ったな」。鳴海氏、ファントムライダーの面々、そして自分自身が。日本が原子力空母を持った事、半島の北部での出来事等々が思い出される。感想については、諸兄と同感。冷戦時代から、この先ステルス機無人機が主流になっても我が航空自衛隊は「誰にも一発も撃たせない。それが航空自衛隊の勝利」。 2021/11/19
niz001
3
ジークが出てきたときには興奮したけどそれだけで、巻末対談でべた褒めされる程には面白く感じなかった。F-4サイドの雰囲気は大好きだけど。2021/06/03
johngaraman
2
もう思い出せない暗い昔週刊プレイボーイ連載されていた「ネオゼロ」以来のお付き合い。セイバーとともウニャウニャだったのに新刊かぁと手にしたが世界感が前の4冊とはちょっと違ったかもね。しかもジークはチラリだし。次の作品で読んでるだけで心に5Gはかかるような、すんごいのお願いします。 2022/03/21
あいすくりーむ
2
「永遠の0」から、航空系の話に興味を持ち、手に取った作品。冷戦下のアメリカ、ソ連が一触即発の状況下で、間に挟まれた日本の航空自衛隊。正直な感想としては、読むのに苦労した。あらすじの大枠は理解出来たものの、途中の難解用語に苦戦。(言葉の意味が入ってこない…)その上、途中の回想シーンが多く、時系列がバラバラで理解が難しかった。ただ、歴史の勉強になった場面も多かった。再読はしないかも。2022/02/17
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