教養としての「労働法」入門

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教養としての「労働法」入門

  • 著者名:向井蘭【編著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 日本実業出版社(2021/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784534058447

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内容説明

古くは劣悪な労働環境改善や、長時間労働の是正などのため、最近では同一労働同一賃金、ハラスメント防止などへのために、ルールを定めてきた労働法。細かいルールを正しく理解して適切に対応するのはもちろん大切なことですが、社会状況が変われば、さらなる課題も生まれるものです。
外国人労働者の増加、多様な働き方が求められる今後を考えると、いま存在しているルールを知っているだけでは、新しい課題に立ち向かうことは困難です。

そこで本書は、重要判例や、海外諸国の制度と比較しながら、労働基準法や労働契約法などが制定された歴史的な背景から労働法をわかりやすく解説。「採用時に職務が決まっていない」「時間外労働の割増率が低い」など、日本の特殊な雇用環境や、先進国のなかでは低い労働条件で働いている実態もみえてきます。
実務や試験ではほとんど役に立たないかもしれませんが、物事に対する別の角度からの見方や今後の課題を解決するヒントがみつかる一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケディーボーイ

43
労働法の歴史的な成り立ちを書いてくれているので、社労士勉強の補足にもなる(効率めちゃ悪いんだろうけど) 他国の制度との比較も面白い。 本当に一長一短だなぁと思う。 日本の有給取得率の低さや、取得に罪悪感を感じる人が多い理由に、自ら勝ち取ったものではなく、棚ぼた的に手に入れたものだから、という一つの考えが示されていたが、さもありなんだなぁ…。2022/06/30

リットン

11
勉強になった。法律には背景があり、いくつもの法律が相互に密接に関連しあって成り立っているのだなあと感じた。どこか一つを変えれば、また違うどこかに歪みが起きうるし、難しいなあ。また、労働法に関して言えば、簡単で一貫した解釈ができるものばかりではなく、社会通念上妥当かといった、ケースバイケースな判断も多いのだなと感じた。それを思うと、法律を字面だけで理解するのではなく、文脈として知っておいて、なにを意図したものなのかを把握しておくことは必要なのだろうなあ。2022/06/23

たくみくた

5
43冊目。日本の労働市場の特徴。・解雇規制が厳しい・ジョブが規定されておらず、企業が配転権限を強く持っている・長らく、有期雇用が雇用の「調整弁」として機能してきた/自社に照らし合わせると、解雇規制の厳しさを前提にしながら、ジョブをベースに採用しながら、求められるジョブが変化した際に対応ができるマインド・ベーススキルを持った人材を採用しようとしている?2022/10/22

Yoshinori Kawano

5
労働基準法をはじめとする様々な労働法の成り立ちを知ることができる本。今の労働法がどのような変遷を辿ってきたか、海外の労働法とどのように違うのか、これからどのように変化していくのかを理解する良いきっかけになった。2021/06/17

takao

3
ふむ2021/11/08

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