内容説明
住む人が減ったら、地域は再生できないのか?
『関係人口をつくる』の著者が、関係人口を社会学の見地から定義し、その役割を論じた本邦初の「関係人口の研究書」!各地の事例と新たな理論の枠組みによって関係人口を位置づけ直し、人口減少時代の地域再生の方向性を示す。
「関係人口」とは、「定住人口」(移住)でもなく、「交流人口」(観光)でもない特定の地域に様々なかたちで関わる人々を指す語で、深刻な人口減少が進む地域社会の課題を解決するための新たな地域外の主体として近年脚光を浴びている。本書では、関係人口という新たな主体の存在と、関係人口が地域の再生に果たす役割を明らかにすることで、これからの人口減少時代における地域再生の在り方と、再生に向けた具体的な方法論を示す。新型コロナウイルスの影響を踏まえて今後の地域と関係人口を検討する補論も付しており、地域行政や地域づくりに関わる人必携の書となっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆ
12
島根と香川の人口減少地域の活性化事例を紐解く研究書。事例では閉鎖的な地域を変えて行く大変さと地域住民が変わっていく過程なども描かれている。食べる通信を通じた地域の繋ぎ直し、おてつたびなども興味深かった。島根行ってみたくなったし、地域活性化の可能性も感じ取れた。どう自身が関われるか模索したい。2021/11/21
izw
6
本書は、著者が2020年3月に提出した博士論文が元になっている。関係人口の定義、関係人口が地域再生に果たす役割について、具体的な3例(鳥取県海士町、島根県河津市、香川県まんのう町)を元に検討を進めている。関係人口は地域再生に有効に働くが、それは、地域住民との協創によるところが大きく、地域住民に主体性が生まれることが必要だ、そうすることで継続的に地域課題が解決され続けるようになる、というような論旨かと思う。3例とも関係人口はスーパーな人なので、これを関係人口の典型としてよいのかという違和感は残った。2022/04/11
Ai
2
関係人口という言葉を改めて定義し、その特性が発揮される状態をステップごとに解説され、分かりやすかった。関係人口となる人物が、なぜその地域に関わるのか主体性をもつことがきっかけであり、それをつなぐ人の存在が必要。行政の作業的なやり方では難しいが、必要な能力はなく、まずはきちんと地域と、人と向き合うことから始まるのだと感じた。海士町の事例は、最初つまはじきにされる状態でよくも続けられたなと感心した。2025/12/29
ぷほは
2
積読解消。ジャーナリストである著者が話題の新語をキーに従来のよそもの論、SC論などとの接続を図りつつ、これからの地域社会の可能性を考察する。前半の先行研究の概観だけでも博士論文を基にしているだけあってマッピングが素晴らしく、文体も分かりやすい。学生と一緒に読みたくなる好著であった。SC論のつなげ方がまだ浅い、海外地域の事例に対する検討の不在等はフィールドとの距離の近さからくる問題と地続きであるように読め、筒井淳也の言う距離化戦略と対照戦略のバランスについて考えさせられた。「人口」という用語自体の危うさも。2021/12/30
takao
1
ふむ2023/06/22
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