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内容説明
デジタル化が進み、社会が目まぐるしく勢いで変わる中、「どれだけ知っているか」の暗記型知識は通用しなくなっています。これからを生き抜く子どもたちに必要なのは、「何がやりたいか、何ができるか」を考え、自分で道を切り開いていく力。その力の源となる「探究力」を育てる方法を、教育ジャーナリストの著者が豊富な取材とエビデンスに基づいて説く一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー☆ 低浮上気味
32
教育ジャーナリストの著者が、様々な事例や有識者の見解とともに「現代の子育て論」を述べた一冊。自分で考え行動する事の大切さ、親として出来ること、耳が痛いところもありましたがとてもためになりました。子供の通っていた高校(一応進学校)でも「探求授業」があり自分達のテーマに沿って研究発表していました。今の大学受験、これからの人材で求められているものが変わってきたのですね。そしてあとがきの、子育てこそが『探求』という言葉、子供だけでなく親も一緒に成長できるよう過ごしていけたらいいなと思います。2022/04/26
ta_chanko
11
自分で決める。やりたいことをとことんやる。ボーっとする時間を大切にする。習い事はやりすぎない。早寝早起。運動。「どうして?」よりも「どうしたら…?」。親(大人)としてできることは、子どもを否定しないこと。命令しないこと。没頭していることを妨げないこと。自分で決断させること。生活リズムを整えること。一緒に遊ぶこと。親自身が探究すること。察するのではなく、言葉で表現させること。などなど。とても参考になりました。2021/12/10
ピンガペンギン
2
図書館本。ざっくり読み。大事なことを自分で決めたか否か、が幸福を左右する大要因。→自己決定とは言うは簡単だけど、苦手な子もいるな。「2022年度より高校で古典探求、日本史探求など探求とつく科目が新設されます。」丸暗記よりはるかに良いと思う。先生は大変になるような気がします。 睡眠が大事。勉強しなさい、と言うと逆効果。 2022/02/22
Go Extreme
2
カギは「探究力」にある:正解のない時代・必要なのは自分軸 子ども時代に探究力を育てる 探究重視 やりたいこと重視 好きを見つけるサポート 探究力がある子の親に共通していた3つのこと 焦らない育て方:すべてはじょうぶな脳を育てることから コツは順番を守る 早寝早起き ぼーっとする時間 運動から 決めつけない育て方:遊びながら探究 へこたれない力も遊びの中で育つ 自然に学びたくなる コントロールしない育て方:自分をコントロールできる大人になる 非認知能力 しなやか・硬直マインド 察しの悪い親 2021/07/05
ゆき
1
子どもが集中しているときは妨げない。『何をしてるの?おもしろそうだね』と言うと子どもの耳に届く。小さい頃から習い事などを詰め込まず、余白を大事にする。子どものやろうとしていることを否定せずに見守る。『焦らない、決めつけない、コントロールしない』で、子どもと関わり、育てること。ちゃんと寝ている子は意欲も学力も高くなる。睡眠第一にすれば、すべてうまくいく! できているところを伝えて自信を持たせる。親の決めつけは子どもの可能性を潰す。どうしたら〜できるかな?と聞くと考える力が育つ。お手伝いが課題解決力を育てる。2023/01/02