自分をもっと大切に―――91歳現役産婦人科医が「医師として」「人生の先輩として」伝えたいこと

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自分をもっと大切に―――91歳現役産婦人科医が「医師として」「人生の先輩として」伝えたいこと

  • 著者名:堀口雅子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • あさ出版(2021/07発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866672632

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内容説明

今年90歳を迎えた現役産婦人科医による女性エッセイ。
「女だから」という理由で、
何度も何度も自分が望む道が阻まれそうになりながらも、
「前例がないなら開拓していく。私の人生はその連続だった」という著者。

医師としての知識と、一人の女性としての体験をもとに
・思春期特有の悩み
・月経にまつわる悩み
・仕事や家庭のこと
・妊娠や出産への不安
・子育てにまつわる葛藤
さらには更年期の苦しみなどを抱える女性たちに寄り添い続けて60年強。

まだ、女性医師が少ない時代に医師になったからこそ、
それが産婦人科医としての自分の役目だと思って、
患者さんたちに接してきたといいます。
そして、働く女性、働くママのさきがけでもありました。

産婦人科医として、
あるいは働く女性、働くママなどの人生の先輩として、
体や心に不調を抱える現代の女性たちに伝えたいと思うことをまとめた1冊。


■目次

●1章 前例がないなら、開拓していく。道がないなら、自分で作る。人生、その連続でした。
    自由な環境で、気ままな次女として。―――親元から離れて過ごした幼少期
    母も父も、自分たちの希望を押し付けたり、「あれしろ、これしろ」とは言いませんでした。
    ―――偉かった「有言実行」の母
    ほか

●2章 女性だから、犠牲も我慢も仕方ない。そんな考え方が“当たり前”になるのは嫌です。
    仕事も、子育ても、諦めない。できることは必ずあります。―――ないなら作ればいい!
    我が子を腕に抱いたことで、患者さんのお子さんに対する思いを理解できました。―――「産んでよかった」と心から思う一方で
    ほか

●3章 その年代に応じた“さまざまな変化や役割”をうまく受け入れるのも大切です。
    まずは話を聞く。それだけで十分なときもあります。―――話を聞いてもらうだけで人は癒やされる
    頼れる人には、頼っていい。―――カウンセラーのすすめ
    ほか

●4章 私の開拓者としての道のりは、第一線を退いた今も、まだまだ続いています。
    ベストでなくとも、ベターで十分。―――ベターな状態で予後を生きていく
    バランスよく体を使う。―――フェルデンクライス体操のすすめ
    ほか

■著者 堀口雅子(ホリグチマサコ)
産婦人科医。1930年東京生まれ。群馬大学医学部卒。
一般社団法人性と健康を考える女性専門家の会名誉会長。
東洋英和女学院高等女学科在籍中の15歳のときに終戦をむかえる。
その後、東京薬学専門学校女子部に進学し、薬剤師となり、東京大学薬学部にてホルモンの研究を始める。
女性と男性の違いを生物学的に研究する中、「やはり医師になりたい」と、
東京理科大学医学進学コースを経て、群馬大学医学部に進学。
東京逓信病院で1年間のインターンを経験したのち、女性で初めて正規医員として、
東京大学医学部産婦人科学教室に入局。長野赤十字病院他を経て、虎の門病院産婦人科医長。
現在も月に2回、女性成人病クリニックにて診療を続けている。
2003年エイボン女性年度賞の功績賞を受賞
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スリカータ

17
91歳の現役医師。女性版・日野原重明先生になりそうです。今とは価値観や体制が違う社会で、女性医師の地位を切り拓いてこられた方ですが、湿っぽい苦労話や偉そうな印象は全くなく、さっぱりしたご気性なのではと思いました。読みやすい本です。2021/05/19

順子

4
今年の3月に出版されたばかり。女性医師としてのパイオニアで91歳でも知性が衰えずお元気で。こういう人、たまにだけどいるんだなあ。もちろん高学歴で夫婦でお医者さんでハイソな感じだけど、この本を読んでウムナルホドなどと思える私たちも恵まれているんだよ。2021/11/21

Go Extreme

2
前例がないなら、開拓していく。道がないなら、自分で作る。人生、その連続でした:偉かった有言実行の母 完璧にやらなくていい 偏らない 女性だから・当たり前になるのは嫌:仕事も子育ても諦めない 産んでよかった 迷ったら道を少し外れる 合わない人から離れる 年代に応じた変化や役割をうまく受け入れる:まずは話を聞く 頼れる人には、頼っていい 選択肢は案外あり つらいと言葉に 気に病まない 私の開拓者としての道のり:ベターで十分 バランスよく体を使う やらないこともたくさん 曲がり角を見つめる 今日も生きている2021/04/18

シュウヘイ

0
女性医師のアドバイス 男性社会の中で頑張った女性の意見 かなりしっかりされた方なんだと思う とても読みやすい2021/04/14

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