サヨナラの前に、ギズモにさせてあげたい９のこと

著者名：ベン・デイヴィス【作】/杉田七重【訳】

小学館（2021/06発売）

• ISBN：9784092906433

内容説明

人（犬？）生最高のどたばた感動ストーリー。

愛犬ギズモが老い先短いことを知ったジョージは、ギズモにさせてあげたいことリストを作り実行していく。さまざまな困難を解決していく物語の面白さと、深刻な背景を持ちながらも魅力的なキャラクター達の愛しさにぐいぐいとひっぱられる、笑えて泣けるドタバタ感動ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

『おすすめ！世界の子どもの本　2022』JBBY選　で紹介されている読みもの。　愛犬ギズモが老い先短いと知った13歳のジョージ。お別れの時までにさせてあげたいリストを作る。犬訓練士見習いのリブと出会い、１つずつリストを実行していく…。　【身近なだれかによりそうーペットと暮らす】

2023/05/04

[くぅたん]

生まれた時から一緒だったペットの最期が近づいていると知ったジョージ。クラスメイトの意地悪やパニック障害の発作に悩まされながら、ギズモに最高の最期をむかえさせてあげるためにリストを作り、実行していく。１３歳らしいモヤモヤや周りとの関係や感情。

2022/08/15

[飴]

題名は、飼い犬とのさいごの時間について書かれているんだなって感じるけれど、１２歳の多感な少年の成長が軸にお話が展開されていました。今まで仲良かったともだちの裏切りや両親の離婚、父親に新しい彼女ができる、シングルマザーの母親、自身のメンタルに左右される体調、身近にありそうな題材で、読みやすかったです。愛犬とのお別れがけっして寂しい終わり方ではなかったところが良かった。

2022/11/24

[shoko.m]

生まれてからずっと仲良しだった犬のギズモがもう長くないと知った13歳のジョージは、ギズモにさせてあげたいことのリストを作り、ひとつずつクリアしていこうとする。親の離婚や親友だったマットが自分をいじめる側にまわるなど、ジョージの学校生活は楽しいものではない。そんななか、唯一の仲間、ギズモの老い先が短いと知ったジョージの気持ちの変化がよく伝わってきた。貧困とヤングケアラーには触れていたが、全体としてはペットの愛、家族の問題などに焦点をあてた児童書らしいよい作品。

2021/11/11

[sora]

小２ おすすめ度★５　面白すぎるらしい。 難しいかなと思うが、夢中になって読んでいた。 難しい本を読むために漢字を勉強してくれるので、助かる。

2025/03/26