内容説明
アニメ、ゲーム、ファンタジーから小説まで、神話のなかの幻獣たちは、今もつきることのない想像力の源泉となっている。本書はアッシリア時代からの古い図版を集め、人びとが神話のモンスターたちをどのように幻視したかを明らかにする。ケルベロスとヘラクレスの戦い、ヒッポグリフにまたがる騎士、キマイラ(キメラ)の異形の姿など図版は見どころが満載。著者は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の制作にも参加。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
26
図書館の新入架本コーナーにあった本。コンパクトに古今東西の幻獣が纏まっている。うーん、でも、ユニコーンの項に麒麟も分類されているって、どうなの?と、色々つっこみたいところはあります。画家たちの創造力が見ていて楽しい。ドレのグリフィンはカッコいいし、バーン・ジョーンズのミノタウロスはちょっと可愛い。眺めて楽しみました。2021/06/27
timeturner
5
怪奇小説によく登場するが具体的な姿を思い描こうとするとわからない伝説の妖獣たちの図鑑。こんなものだったのかと驚くものも多い。Wikipediaを見れば出ている程度の情報だけど、他の妖獣と比較しながら図版を確認できるのが便利かな。2021/06/13
竜王五代の人
3
解説よりも、古典を引用した図版を楽しむ本。マーメイドとダゴン、フェニックスと鳳凰がまとめられているように、形態で纏めるフシあり。その中でも、グールと日本の死霊画がまとめられているのが衝撃的。2023/08/14
本を読むのは寝室派
2
本の世界観作りがすごく好き。やや駆け足ぎみな説明と情報量、ちょっとした暇潰しに読むのに最適。2022/05/31
石鶏
0
A