集英社インターナショナル<br> 病と妖怪―予言獣アマビエの正体(インターナショナル新書)

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集英社インターナショナル
病と妖怪―予言獣アマビエの正体(インターナショナル新書)

  • 著者名:東郷隆【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 集英社(2021/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797680713

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内容説明

災厄を予言する生き物たちを紹介! 病除けの妖怪「アマビエ」が、コロナでSNSを中心に人気大爆発! では、「アマビエ」とは何者なのか? 本書ではアマビエをはじめとした予言獣や幸福をよぶ瑞獣などの幻の生物たち(妖怪)を紹介し、流行病や災害と日本人がどのように向き合ってきたか、その際に妖怪とどのような関係を結んで来たのか、江戸から明治に描かれた錦絵や瓦版などから考えます。

目次

まえがき
第一章 アマビエはどこから来たのか
第二章 予言する不思議な動物たち
第三章 幸せを呼び寄せる幻獣たち
第四章 病にかかわる不思議な生物たち
第五章 異星人か? 人智を超えた不思議なものたち
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
このコロナ禍で一気にメジャーな存在となった妖怪アマビエ。本書はそのアマビエを始めとする妖怪について、病と関連のあるものを紹介した一冊。アマビエから当時の瓦版や疫病除け絵としての様子を探したり、様々なその姿を写すと厄除けになる妖怪たちの数々。件を始めとする社会情勢が不安になると出没する妖怪の数々を楽しんで読む事が出来る。ここで初めて耳にした妖怪「スカ屁」の存在は衝撃的。後半はこの題材だけだとネタが尽きたのか、幻獣や未確認物体の紹介となっているけど。でもこういう子供心を失わないような読み物、大好きです。2021/07/09

春風

15
昨今の疫禍により、突如として有名になった「アマビエ」。予言を災厄を予言する霊獣であることから、このような性質のものを「予言獣」などと呼ぶ。これはアマビコや件(くだん)、白沢などが有名である。この予言獣の歴史と変遷、類話を小説家である東郷隆氏が論じたものが本書である。アマビエ研究の第一人者である湯本豪一氏の見解を踏襲しつつ独自の考察も付されており、アマビエとはなにかを知るにあたっての入門書として最適であるように感じた。ただ、本書の後半はネタ切れ故か浅めの妖怪・怪異事典と化していたのがやや残念だったか。 2021/05/16

れい

12
【図書館】そうか、アマビエも突き詰めると金儲けの道具だったのか。病を遠ざける護符としての役目を果たしていたらしい。アマビエのような存在は他にもいた。鎖国から開国へ向かう過程で、その当時の日本人が一番怖がったのは外国人がもたらす疫病だったとのこと。黒船がやって来てから赤痢が流行り出す。目に見えない流行り病の原因に、これまた想像の生き物で対峙しようとするあたり、必死だったのだろうなぁと感じた。2021/09/07

みやしん

11
人知の及ばぬ感染症蔓延る時、人は怪異に救いを求める。新コロの世に颯爽と再臨したアマビエ。その不透明な出自を「神社姫」と「アマビコ」のハイブリッドだと本書は説く。敢えて性別をつけるなら女性側へ寄れる、二次創作意欲をかきたてられる容姿だから令和で躍進したのだろう。前半のアマビエの章は「予言獣達は疫病蔓延という非常時限定のアイドル」と結んでいる。そうかもしれないがそうでもないと思わずにはいられない。後半は他の予言獣の紹介。2021/09/23

HaruNuevo

10
知ってること、調べたことをひたすらに書き散らかした、といったところか まさにとっ散らかった内容 新書って、出版社でかなりの差があるよなー、と本の内容とは関係ない感想を持ってしまった 本書はダメな方ね、念のため2022/03/10

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