内容説明
吉田秀和がもっとも敬愛した作曲家に関するエッセイ集成。既刊のモーツァルトに関する本には未収録のものばかり。モーツァルト生誕230年記念。長文の「私が音楽できいているもの」は全集以外初収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
松本直哉
24
音楽から聴きとったものを、漠然とした印象論ではなく、具体的な音符に即して解き明かす著者ならではの筆が冴えるドン・ジョヴァンニ論を感心しながら読んだ。鮮やかな序曲に現れるさまざまなモチーフが続く劇の中でどのように変奏・変容していくか、さらには登場人物に与えられた調性、ドン・ジョヴァンニの二調に対するドンナ・アンナの二調で二人の対決の構図が示される一方、ドンナ・エルヴィーラは変ホ長調という遠い調で示されて、彼女のアウェイ感が明らかにされるところなど。ツェルリーナはへ調とされるが私見ではト長調ではないだろうか。2023/07/02
内藤銀ねず
11
2021年の本。吉田秀和がいろんな媒体に書き散らしていたモーツァルトを集めたもの。あの小林秀雄「モオツァルト」を読んだら次はこれ。戦後の読書人に呪縛のように沁み込んでいた「オペラ鑑賞耳だけ論(わたしがいま名付けた)」の浄化にお使いください。K527ドン・ジョバンニ、K551ジュピターもたまんないですが、個人的にはK545ハ長調ピアノソナタを論じてくれたのがありがたかった。モーツァルトのエッセンスが全て詰まっていると言っても過言でないこの小品に正面から向き合う人は「本物」だと思います。2025/04/08
たいら
9
モーツァルト2022/02/09
franz
1
若い頃はリストやショパンをはじめとするロマン派、今はバッハとベートーヴェンを中心に聴いているが、もっと歳を取ったら最後にはモーツァルトということになるのかもしれないと、読んでいて思った。2021/07/13
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