ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門

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ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門

  • ISBN:9784295404965

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内容説明

この本は、一般的なビジネスパーソンのための「クリエイティブ入門書」です。

著者は、セールスマンとしてキャリアを積んだのち、34歳からクリエイティブの世界に転じ、国際的なクリエイティブディレクターとして活動するようになりました。著者自身の試行錯誤の体験から、一般的なビジネスパーソンとクリエイターの間にある「断絶」の正体を解き明かし、より多くの人がクリエイティブな発想を持って働けるようになることを目的としています。クリエイティブ初学者はもちろん、広告やクリエイティブ以外の職種の方、「自分はクリエイティブでない」と思っている方にもおすすめです。


目次


第一章 感情に訴えろ

ハリウッド映画とプレゼンテーション
正しいという罠、理解という宗教
ペテン師、社会心理学、行動経済学
「広告」と「ディープラーニング」
人間は感情でしか動かない
直感の正体


第二章 「好き」というプログラム

優れたクリエイティブとは何か
「好き」「嫌い」の正体
「好き」とは、「共感」し「連帯」すること
すべては、個人的な「好き」から始まる
「好き」の功罪
「好き」には「市場的なランク」がある
「市場ランク」の上げ方


第三章 クリエイティブ必勝法

あらゆるアートは、ファンアートである
オリジナルという幻想
創造の3ステップ
1. 好きになる
2. 好きを盗む
3. 好きを返す
「未来の好き」を発見する


第四章 「好き」が世界を動かす

広告と販促は違う
ブランディングとは、愛されること
広告は「好告」
人材獲得とブランディング
ブランディング 3つのコツ
1「.ちょっといい未来」を語れ
2. 個人的に語れ
3. 地声で語れ
「好き」が世界を変えていく


付録:ものづくりを成功に導く7つの原理

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

38
理屈ではわかるが納得できない。そんなモヤモヤは誰の身にも覚えがある。その答えは大脳辺縁系と大脳新皮質の違い。他人に理解してもらうには言葉を要するが、人は究極的には論理の生き物ではない。知識はときに創造の羽ばたきを妨げる。もっと直観を信じていい。「広告」は「販促」とは違うという見解も私的にエポックメイク。自分ではなく自分の愛するものを、商品=Whatではなく理念=Whyを訴えることが共感を生む。文章で何かを伝える際にも応用可能な基本原理だろう。ごく個人的な「好き」からスタートし、偉大な巨人たちの肩に乗ろう。2021/06/25

Y2K☮

35
クリエイティブでいるための心得。まずいいものをたくさん見る。オリジナルにこだわらず、素直に先人の肩に乗せていただく(パクるのは論外)。作品に対する理由付けは他人に理解してもらうための方便に過ぎず(そもそも理解することは大脳新皮質の働きであり、好き嫌いを司る大脳辺縁系とは無関係)本質的には不可欠ではない。自分や商品ではなく理念を、ちょっといい未来を、そして「好き」を訴える。個人的なものこそクリエイティブ。組織や仲間への気遣いと忖度が作品をぶち壊しにすることもある。知識に囚われず、ひらめきを信じる。座右の書。2022/08/14

Tαkαo Sαito

22
クリエイティブ職の元同期からおすすめされていた本。一日で読めてしまう読みやすさ、行間、面白さがある。著者は広告代理店で長く営業をしていたが三十代を過ぎてからクリエイティブ領域にシフトチェンジし、カンヌライオンズでも活躍、広告作品で多くの実績がある。どんな仕事においても、自分に正直になること、自分が「好き」と感じることを言語化し、相手の「好き」もしっかり捉えることで、仕事やプライベートでの成果につなげられるのではないかと感じた。どちらかと言うと営業職、事務職の人に読んでもらいたい本。2022/04/24

Hidetada Harada

10
刺さる言葉があらゆるページに潜んでいました。一流と言われるもので自分が好きなものをたくさん見て感じることが、いわゆるセンスを磨く秘訣とのこと。ノウハウ的な話はもちろん良かったんですが、リカちゃん40周年記念企画のくだりはさらに面白かった。2021/08/16

nishi

10
大脳新皮質と大脳辺緑系がそれぞれWhat,How,Whyにどう関係しているのかというところは非常に直感的でわかりやすかった。「理解できるけどなんかダメなんだよな…」というのは大脳辺緑系がピンと来ていない状態。Whyが足りていない証拠である。また、アイデアの生み出し方についても、個人的な好きを起点にする、巨人の肩に立つ、寝るなどある意味具体的な方法論が多く紹介されていてよかった。自分がアイデアを生み出すのではなく、脳にアイデアを生み出してもらうという姿勢、そして尊敬と愛が非常に大事であると思った。2021/06/27

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