内容説明
――これ以上なにもしないと思っているのか?
伯爵令嬢のライラは、森で倒れていた美少年サイラスを拾う。
執事として働くことになった彼は、ライラにだけはなぜか横柄で意地悪。
けれど嫌みを言いつつも、いつも彼女の支えになってくれていた。
だがある日、ライラは第二王子の婚約者選びの審査を受けることに。
同行したサイラスはどこか不満げな様子で、
二人はあるきっかけで喧嘩をしてしまい……。
「時間をかけるつもりでいたのにな」
情欲を孕んだ声でそう言うと、彼は突然ライラを押し倒し――!?
謎を秘めた俺様執事×お人好しな令嬢、素直になれない二人の恋の行方は――!?
【目次】
プロローグ 少年、拾いました
1章 バーネット伯爵家
2章 招待状
3章 プレマリアージュ
4章 修道院
5章 嵐の夜
6章 性技指南
7章 密約
8章 舞踏会
9章 最終審査
10章 王宮
エピローグ マリアージュ
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラン
13
★3.5 ライラは森で自分と同じ孤独な翳りを持つ少年を拾う。2年後祖父の急逝により傾いた伯爵家の領主代理として奔放するライラに執事として仕えるようになったサイラス。ある日王子の花嫁探しの招待状が届きライラが参加する事になるが‥サイラスの正体は最初から想像がつくし話は王道。でもここはツッコませてください!どうして修道院で行う花嫁修行が閨で王子を悦ばす講義なの〜しかもシスターが教えるって有り?さらには自習まで!おかしいよね?でもサイラスだけでなく王族皆んな歪みまくってて良かったわ。敵には容赦無いとこも執着も○2021/08/09
菫子
12
執事と令嬢の身分差ロマンス!という好みの設定なので読んでみました。話がよく練られていて、執事が実は…というのはお決まりパターンですが…楽しかったです。ソーニャ文庫なので病んでるヒーローを期待していたのだけど、全然病んでいないように思いました。もっとヒーローの葛藤(心の闇)を見てみたかったです。ヒロインがウブすぎて(気が弱い感じ)なのでソワソワしてしまいましたが、これが国産ロマンスのヒロインの典型なのかな…?と(海外ロマンスファンは)思いました。2021/07/27
asaki
2
★★★2021/09/25