一九六四年東京オリンピックは何を生んだのか

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一九六四年東京オリンピックは何を生んだのか

  • 著者名:石坂友司/松林秀樹
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  • 青弓社(2021/06発売)
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  • ISBN:9784787220806

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内容説明

高度経済成長と重ね合わせて、強烈なまでの成功神話として記憶される1964年のオリンピックだが、はたして成功に満ちあふれていたのだろうか。64年大会の遺産は日本をどう変えていったのだろうか。

本書では、スポーツ界と都市という2つの視点から、成功神話の陰にある語られない実態に迫る。第1部では、スポーツの情報化、指導者と根性論、女性スポーツの大衆化など、スポーツ界への影響の大きさを史料から掘り起こす。第2部では、メガイベントが作り出した道路整備とその影響、都政との関係性、大阪万博や新潟震災から見る東京など、インフラや政治、地方格差の問題を検証する。

2020年大会への過剰な期待や歓迎ムードとは距離を置き、ネガティブなものも含めて64年大会の遺産に正面から対峙して、インパクトを冷静に見定める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

9
論集としては『東京オリンピック1964の遺産』(https://bookmeter.com/books/19116307 )の姉妹編にあたる。スポーツ論と都市論の二部構成で、『1964』と同じく多彩な視点。実況中継と記録映画の齟齬、ママさんバレー、地域スポーツ、道路インフラ整備、革新都政、新潟地震との関わり…例えば、64年大会のパラリンピックがどうだったかなんて話、今まで考えたこともなかった。この種のメガイベントは一過性のもので終わらせるのではなく、何度も振り返る必要がある。2024/08/23

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