父 岸田劉生 愛蔵版

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父 岸田劉生 愛蔵版

  • 著者名:岸田麗子【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 中央公論新社(2021/06発売)
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  • ISBN:9784120054365

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内容説明

この本を読まずに劉生の事を知ろうとする人は、劉生の画業を麗子像をぬかして話そうとする人に似ている――(武者小路実篤「序」より)

〈麗子像〉を通じて誰もが知る愛娘が、父・劉生の日記や手紙を引きつつ、その幼年時代から死までを綴った手記。新たな表現を求めて苦悩し、角力を愛し、時に癇癪を起こす――画家・劉生、そして人間・劉生を知るうえで欠かせない一冊。カラー口絵8P、著者が劉生の死後を綴った単行本初収録の随筆4篇、麗子の娘である画家・岸田夏子による解説を増補した新版。図版多数収載。【岸田劉生生誕130年記念企画】

【目次より】
序(武者小路実篤)
 ○
幼年時代から結婚まで
代々木時代
鵠沼時代
京都時代
鎌倉時代
満州へ
 ○
解 説(谷川徹三)

〈巻末付録〉岸田麗子随筆選
父の遺してくれたもの
ある女の講演草稿
あれから三十年
母のこと ――劉生を夫に選んだひと
 ○
岸田麗子 ――「麗子像」の先へ(岸田夏子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

95
一昨年の劉生展で麗子以外の作品を観る機会があった。そこで娘麗子が父劉生の没後に画家となり、本書を上梓したことを知る。2021年岸田劉生生誕130年記念に愛蔵版として出版された。娘として、有名な麗子像のモデルとしてだけでなく、一人の画家として、劉生の日記を紐解きながらその人生を俯瞰する人物伝であった。特に劉生の造語デロリを「卑しい感じ、美しくない感じ、もっと深い味を持った、もっと複雑な美の要素を持ったもの」であり東洋の美の創造と評している。麗子はこの本の出版を待たずして急逝したことを娘夏子のあとがきで知る。2021/08/01

ごいんきょ

20
岸田劉生は私の好きな日本人画家のひとりです。 東京ステーションギャラリーで開催された「岸田劉生展」で観た晩年の作品が思い出されます。2023/11/25

飼い猫の名はサチコ

2
東京ステーションギャラリーの『春陽会誕生100年それぞれの闘い』を鑑賞し、劉生の作品に改めて凄みを感じて本書を読了。絵のモデルとして有名な麗子が紡いだ、父の素顔や作品制作当時の人間関係、出来事などを、豊かな文才を発揮して残した好著。劉生の手紙や日記も多く引用。劉生もまた、画才に加え文才も素晴らしく、いわば宮沢賢治が天才画家でもあったようなものというイメージを結んだ。「天の神様が、この世を美しく飾るためにお父さまをおよこしになった」「天で虹を描く仕事をしていた」。娘に語るお伽噺までが美しかった。2023/10/07

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