犬は愛情を食べて生きている

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犬は愛情を食べて生きている

  • 著者名:山田あかね
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 光文社(2021/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334952518

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内容説明

「動物を1匹も殺したくない」。映画『犬部!』の主人公のモデルで、東京・杉並「ハナ動物病院」の院長・太田快作は、365日24時間を動物に捧げる男。診療が休みの日も、西に野犬がいると聞けば保護に行き、東に多頭飼育崩壊が起こったと聞けばワクチンを打ちに行く。フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』「花子と先生の18年~人生を変えた犬~」で描かれた、今話題の人物に密着した感動ノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

52
太田先生の自伝物語。先生がどう育ち獣医を目指し、動物愛護に力を注ぐに至ったか、山田さんの丁寧な取材で明らかにされる。大学時代は相当とんがった悪目立ちする学生で、でもそのぶれない意思と行動力が多くの人を巻き込んでいく。ただ目の前の動物の命を救いたい、当たり前のことがいかに難しいか。壁にぶつかってもいつも愛犬ハナがいる。ハナとの別れは避けられないが、犬はどんな状況でも飼い主と過ごせたことが幸せなのだ。猫も同じだろう。いつかは訪れる別れの時、ずっといてくれてありがとうと思えるように日々を過ごしたい。2021/08/11

ぽろん

40
読み友さんにご紹介を受けて手に取った本です。1ページ目から、愛息子の闘病中の事が重なり、目頭が熱くなった。この先生を始め、保護犬、猫活動をされている方々には、本当に頭が下がります。犬は愛情を食べて生きている。この言葉を胸に我が息子も天寿を全うさせたい。2022/03/05

東谷くまみ

39
4/21に開催される「Stand up for Animals!」という動物愛護シンポで太田先生が講演されるのでその予習のために。太田先生の「一匹も殺したくない」というブレない姿勢、それが獣医学の現場を変えたこと、今でも続ける保護犬猫のための活動…どれも胸を打たれたけれど、愛犬ハナコとの別れの章では涙が止まらなかった。私はこんな風に見送ることができるのかな。太田先生とハナコを見ていて斉藤倫さんの「失うことでなく、失うまいとすることが苦しいのなら」という言葉が頭を過った。少しずつ進む老い、いつか訪れる死。2024/04/18

ぱお

34
かわいいと思うだけでは、救えない命がある現実。命を救うために犠牲にしている命があることを知りました。2022/03/22

Emi

34
すごい熱量をもつ獣医師の話。人格者というのではなく、優れたリーダーって感じでもない。むしろ周りとの軋轢も気にしないで、ただただ動物の命を守ることだけに一点集中してる人で、結果その熱量で周りの人も動いていくんでしょう。動物の命を守りたいという思いと現状の狭間で格闘する多くの人がいて、でも今の日本のペットショップや行政を思うと何とも言えない気持ちになりました。タイトルほどセンチメンタルな内容ではなく色々考えさせられました。さしあたり私は今いる我が家の3匹の猫を最期まで大切にします。2021/11/15

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