内容説明
和声を理解する方法と、その役立て方をご紹介。音楽のルールが理解できれば、演奏への生かし方がわかる! 音楽生活を豊かにする本。聴く&弾くための和声の使い方を知ろう!
●和声法が役立つ理由
●和声法の歴史
●音の呼び方/並び方
●和音の働き方
●音楽の「句読点」
●和音記号
●和音外音
●転調
●課題をやってみよう ほか
目次
第1章 和声法はこんなことに役立つ
第2章 和声法になじむ前に知っておきたいこと
第3章 和声法への第一歩── 三和音について
第4章 和声法になじむために──4声体の話
第5章 和音に音が増えたら── 四和音について
第6章 音楽の句読点── カデンツ
第7章 和音の表し方── 和音記号
第8章 課題を解いてみよう(1)── バス課題
第9章 課題を解いてみよう(2)──ソプラノ課題
第10章 親類から和音を借りる─借用和音
第11章 かなり趣味的な和音たち──ナポリ・ドリア・増6の和音
第12章 和声を彩る音たち── 和音外音
第13章 音楽の色合いを変える── 転調
第14章 あなたなら、どう弾く?── 曲の実践的な解読
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rieko Ito
2
実例に沿って感じ取りながら学べるところが良い。(データはないので、譜を見て簡単な曲が弾ける人向き)。理論的には中途半端でわかりにくいところもあった。私は「和声法がどんなもので、どんなルールで成り立っているかおおまかなことが知りたい。そこまででいい」という人なので、この本のレベルにはまあまあ合っているか。欠点は、戦前の良いところの奥様みたいな語り口。クラシック音楽界にはまだこんな言葉づかいの人がいるのだろうか。読んでいてたびたびイラーとした。2022/11/16
DEN2RO
0
和声法について、三和音・四和音・カデンツ・和音記号から借用和音・和音外音・転調まで、100の項目を立てて説明しています。和声法を知ることが楽曲の理解を深め、演奏や鑑賞に役立つことをできる限り平易に述べていますが、それでも和声法の基本を知らないと難しいかも。2024/03/26