日本経済新聞出版<br> 逆境の資本主義 格差、気候変動、そしてコロナ……

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日本経済新聞出版
逆境の資本主義 格差、気候変動、そしてコロナ……

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日経BP(2021/06発売)
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  • ISBN:9784532358846

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内容説明

資本主義に起きている危機の実相を抉り出し、未来探求に挑む。
2020年1月から始まった日本経済新聞の連載を書籍化。

格差、気候変動、そしてコロナ……。行き過ぎた競争や利益の寡占化が様々な問題を生み、資本主義が逆境に陥っている。
何が資本主義に起こっているのか――。
レイ・ダリオ、ニーアル・ファーガソン、野口悠紀雄、岩井克人など、「世界の知性」総勢34名にインタビューを実施。さらに、危機を乗り越えようとする多くの動きや、生活に苦しむ市井の人びとへの取材を通じて、世界中で起きている問題の本質を明らかにし、これから進むべき道を展望します。
資本主義や経済学の歴史をイラストで学び直す特集も掲載。

目次

<PART1>逆境の資本主義
●CHAPTER1 さびつく成長の公式
さびつく成長の公式
デジタル化が生む「新独占」
マネー逆流 失われる市場機能
揺らぐ企業のROE神話
アラン・グリーンスパン氏
LESSON 資本主義とは

●CHAPTER2 変質する暮らし
働き方縛る もの作りの残像
縮む消費、ミニマリスト台頭
LESSON 資本主義の歴史

●CHAPTER3 自由・民主主義に試練
自由より国家、走る中国
よみがえる保護主義の亡霊
民主主義 共振するきしみ
ラリー・フィンク氏

<PART2>コロナと資本主義
●CHAPTER4 パンデミック襲来
想定外 備えはあるか
マネー暴走 未曽有の乱高下
短期志向の罠をこえて
ステークホルダーと歩む
LESSON 資本主義が現在抱える問題

●CHAPTER5 再生への道
「黒い象」向き合う株主
グローバル化が生んだワクチン
大きな政府より賢い政府
所得保障は最適解か
新しい社会契約 描くとき
ブライアン・モイニハン氏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

16
1980年代からアメリカ主導で牽引されてきた株主至上主義は限界にきている。消費者・従業員・株主・環境・社会などすべてのステークホルダーにとって有益な公益資本主義に転換する時期にきている。ESG投資もその現れ。株価維持のための自社株買いや、ROEを絶対視する経営は、明らかに歪められた資本主義。資本主義のガバナンス(統治)が歪んできたことが問題なのであって、資本主義そのものが限界を迎えたのではない。世界中の人々が知恵を出し合い、協力することができれば、よりよいかたちの資本主義経済を実現できるはず。2021/10/06

JUN

10
金もうけよりも企業の存在意義が重要と説く。段々と皆の意識が変わって、資本主義も変化していくのだろうか?2024/04/04

owlsoul

9
情報化・デジタル化した社会で大きな価値を持ち始めたビッグデータ。しかし、それは大量のデータを集めることができ、なおかつそれを活用できるという限られたものたちに富を集中させた。さらに、株主至上主義をかかげる企業の多くは、環境を破壊し、労働者を使い捨て、社会に悪影響を与えている。コロナ禍を経て、露わになった現代資本主義の大きな歪みに、政財界も本格的な危機感を抱きはじめた。公器としての企業の価値を取り戻すこと。そして、広がり過ぎた格差を是正すること。逆境の資本主義は、もはや変わらざるを得ないところまできている。2024/09/26

Go Extreme

4
逆境の資本主義 さびつく成長の公式: デジタル化が生む新独占 揺らぐ企業のROE神話 アラン・グリーンスパン氏 資本主義とは 変質する暮らし: 働き方縛る もの作りの残像 縮む消費、ミニマリスト台頭 資本主義の歴史 自由・民主主義に試練: 自由より国家、走る中国 よみがえる保護主義の亡霊 民主主義 共振するきしみ コロナと資本主義 パンデミック襲来: 短期志向の罠をこえて ステークホルダーと歩む 資本主義が現在抱える問題 再生への道: 黒い象向き合う株主 大きな政府より賢い政府 新しい社会契約 描くとき2021/08/01

モーモー

2
格差、気候変動、コロナと資本主義を脅かす様々な事象がでているが、個人的には格差社会の是正が一番の課題と考える。 富むものがますます富み、貧困に陥るとなかなかぬけだせない社会からの脱却を世界レベルで目指してほしい2021/11/09

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