内容説明
米グーグルが、自社のシステムに全面採用した最強のセキュリティー「ゼロトラスト(Zero Trust)」。なぜ注目されるのか、先進企業が続々と採用に踏み切っている理由はどこにあるのか――。初心者にも分かりやすいネットワーク技術解説で定評ある日経NETWORKの編集長が一般のビジネスパーソンでも理解できるよう、できるだけ平易な言葉で解説しました。
コロナ禍で急速に進んだリモートワークの利用。それに対応するためのシステム/セキュリティー投資負荷に多くの企業が苦しんでいます。また、「ランサムウエア」など凶悪化、巧妙化する一方のサイバー攻撃への対応に悩む企業も多いはずです。「ゼロトラスト」はもともとこうしたセキュリティーの課題を解決するために考案された技術で、対応の切り札になり得ます。
本書では「何も信頼しない」ですべてを守る次世代セキュリティー「ゼロトラスト」の基本的な考え方や登場の背景を解説した上で、「ゼロトラスト」を構築するために必要な技術やクラウドサービス、最近のサイバー攻撃の手口なども紹介します。多岐に渡る視点で詳細に解説し、「ゼロトラスト」を理解できる1冊です。
目次
第1章 ゼロトラストとは何か
第2章 ゼロトラストを実現する技術
第3章 ゼロトラストを構成するサービス
第4章 ゼロトラストを強化する連携
第5章 ゼロトラストの導入手順
第6章 ゼロトラストを脅かすサイバー攻撃
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
13
「ゼロトラスト」って言葉は聞いてたけど、具体的な中身がよくわからなかったので、読んでみた。ファイアウォールのような「境界防衛」の限界を打破するためにGoogleが考え、広く発表したものなのね。二段階認証ってものも広まってきたけど、その本質は、多要素認証って考え方なのね。ざっと読むには良い本でした。2021/06/29
でんがん
7
最近聞くようになったゼロトラストについて概要がまとめられた本。ほぼ知識ゼロでも理解できるくらい分かりやすかった。全くの門外漢なので知れないことだらけで勉強になった。2021/07/22
Shohei I
6
「ゼロトラスト」という名前に惹かれて読んでみました。 近年のサイバー攻撃の高度化、リモートワークの増加、システムのクラウドシフトによって、導入され始めたセキュリティーシステムの名称です。 大事な情報を守るためには、アクセス元を「信頼しない」(=すべてを疑ってかかる)というのは当然の思考なのかもしれません。 この考え方を自分の仕事に転用すると、出された情報を一々検証するという羽目になりそうです…相手の仕事のやり方を信頼せず、こちらが提示する方法を徹底させるというのがゼロトラスト的な考え方なのかなと思います。2022/10/23
スプリント
5
ゼロトラストがなぜ注目されているのか。 イタチごっこを終わらせるための福音になるのか。2024/04/13
ぴ
4
"ゼロトラスト"の入門本。どのようにしてゼロトラストという概念が広がったのか?概念が広がったことで、サイバーセキュリティの対策はどのように変化したかの触りを知りたい場合に、ちょうど良い本だと思いました!2022/08/15
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