内容説明
化学は、化学物質の性質・その構造・その変化を研究する学問。化学物質というと、それだけで危険なものと感じてしまう人もいますが、化学物質は学校で学ぶ理科でさんざんでてきた物質のことです。私たちの体も全部化学物質でできています。私たちが生きていくのに絶対必要な水・空気・食物も化学物質でできています。私たちのまわりには、化学と化学工業に関連したさまざまな製品があふれていますが、それらも化学物質でできています。本書で紹介する、化学にまつわる「怖い話」を知ることで、化学の世界を制覇してください。 PartI身近な化学変化の恐ろしさ/PartII化学が巻き起こした事故の恐怖/PartIII化学物質は人類の敵か味方か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
22
身の回りでも起きる小さなものから歴史に残る大きな化学災害までカバーした一冊。エッセイ的というかいつもよりさらに柔らかい文章で書いてあるので読みやすかったが、情報量もあって良かった。冒頭の塩素関連が印象が強く、身の回りで起きやすく、しかも毒性が強いのだから恐ろしい。また、インチキ衛生グッズ(人がいるのに空間殺菌できるものとか)にも少し言及していてそれも面白かった。あとはマラリアの順応力の高さはあまり知らなくて、なんでなくならないんだろうとは思っていたが、まさか人類の研究を上回る速度で変化しているとは。2021/06/17
petitlyz
18
【図書館で借りた】タイトルで、「どんな?」と思って読んでみた。眠れなくはならないけど、確かにかなり怖いケースがあった。特に怖かったのは「二又トンネル爆発事故」と「ボーパール化学工場事故」だった。他にも、身近なケースで「まぜるな危険」だったり「天かす火災はなぜ起こる?」といった、日常に潜む化学反応が書かれていて教訓になった。場合によっては危険を伴う化学研究を続けてくださっている方々には頭が下がります。2022/04/20
でんがん
7
化学の事故を解説した本。読みやすい文章で内容も頭に入りやすかった。筆者の他の本も読みたくなった。ただ、眠れなくなるほど怖くはないような…笑2021/02/14
乱読家 護る会支持!
5
化学が原因で起こった事故を解説した本。化学的な知識を持っていたとしても防げない事故が多いので、、、わたしら一般人はどーしたらええの?と疑問に思うだけで、、、 眠れてしまう本です(笑)2021/02/10
うれい
4
専門的な話も多いので眠れそう。グローバル企業の工場で化学事故が起こり、何十万という人に被害が出ても、大した補償もされず。地元の人は雇用を失い、健康を失い……本書で紹介されてる化学事故のほとんど全てが人的ミスであり、ミスをした作業員に目を向けると、そもそもちゃんと教育がなされてなかったんじゃないかなと思う。作業方法だけでなく、それをちゃんとやらないとどうなってしまうのか、何のためにやることなのか教育していればミスは防げたのではないか……2021/04/12
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