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内容説明
「失敗の責任をすべて押しつけられた」「とうてい達成不可能な、とんでもない目標を課された」「不祥事を隠蔽するよう迫られた」etc……。仕事をしていると誰もが直面する「本当にヤバい場面」。本書はそうした「修羅場」の事例を元に、その解決策を探っていくという「紙上ケーススタディ」集。中間管理職ならではの「上と下との板挟み」のケースから、「社内で不正が発覚」「リストラで現場が大混乱」といったより深刻なケース、そして「家庭と仕事との両立」「病気によって休職を余儀なくされる」といったキャリアに関する問題まで、極めてリアルな30のケースをもとに、どのように危機に対処すべきかを説いていく。著者はベストセラー『ダークサイド・スキル』の木村尚敬氏。時には正攻法で、時には「禁じ手」を使ってでも危機を乗り越えていくためのリアルな方策を伝授する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
13
【良かった】「ダークサイド・スキル」著者の、ビジネス上の修羅場における身のふるまい方を描いた本。中間管理職がターゲットか?修羅場こそニュートラルで冷静な判断が大切ですよね、という基本がよくわかりました。2021/12/17
p31xxx
6
どれもありそうな話だ。修羅場はくそつまらない。本は素晴らしい。イメージを持ちやすい素晴らしい描写で、つい気が滅入る。自分の年代より上がターゲットの本だが、どうしようもない苦境に立たされた時の、合理的な判断をいかに導くかを問うている。影響範囲によって、狭いところでわあわあ言っても仕方がないこともあるが、逆に合意を積み上げてからこれで行くと示したりも。ステークホルダーがこんなお考えの誰々だから、というアドリブの判断が大変そう。いざというときはどうしようもないだろうが、日々振り返りながら真摯に取り組むしかない。2022/03/05
まさや
5
数値化が難しい業務を行っている人に対しては、質を評価する方法が効果的みたいです。2023/05/02
一柳すず子
4
ケースモデルは興味深いんだけど結局もっと上にチクればいいよみたいなハックが多くてなんか違った。インバウンドのケースモデルは今の状況を知らせてあげたいわ。とりあえずいつでも辞めれるわ、という開き直りが一番か。2025/02/02
しのだ
4
修羅場とは信念の踏み絵である。同町圧力で何も考えず踏み続ければ何もトラブルに巻き込まれることなく働き続けることができるかもしれないが、それはただ目の前の問題から逃げ続けているだけかもしれない。修羅場の経験を積める今の職場は貴重なのかもしれない。短期的に動く、感情論で動くのは危険。真っ向勝負ではなく、周囲からゆっくり焦らず対処するしかなさそう。2023/06/18