NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

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NEO HUMAN ネオ・ヒューマン―究極の自由を得る未来

  • ISBN:9784492046906

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内容説明

【世界で発売まもなく、メディアで大反響!】
ルールなんてぶっ壊せ!
「文芸×エンタメ×サイエンス×ビジネス」
ジェットコースター級、圧巻のおもしろさ!

全身が動かなくなる難病、ALSを患った科学者は、
人類で初めて「AIと融合」し、サイボーグとして生きることを選んだ。

「これは僕にとって実地で研究を行う、またとない機会でもあるのです」
「私たちが目指すのは『人間である』ことの定義を書き換えることだ」
「我々は生まれながらにして、『世界を変える』力を持っている。
 たとえ、絶望に打ちのめされているときでも」
「今も昔も、僕のスローガンは変わらない――ルールなんてぶっ壊せ!」

AIとの融合は、人類に何をもたらすのか。
年齢、性別、肉体、時間、病、
そして死からの解放を目指す「人類最大の挑戦」の結末は。
「究極の自由」を追い続ける科学者の、現在進行形の実話。

「これは、もっと強く、もっと立派な、今とは違う自分になりたいと
 願ったことのある、すべて人のための戦いなんだ」

【本書の読みどころ】
1.Identity:人はここまで強く、自由になれる
どんな敵にも屈しない勇気。
すべてを前向きに受け止める明るさ。
そしてあらゆる常識から解き放たれた精神の自由。
本書は、何かに抑圧されながら日々を送るすべての人に、
ささやかな抵抗を始める「勇気」と「強さ」をくれる、
最高の自己啓発書である。

2.Technology:人は病や老いから解放され、永遠に生きる
どうすれば人とAIは共存できるのか?
そのとき「人として生きること」の定義はどう変わるのか?
AIと人が分かちがたく結ばれたとき、なぜ「死」の概念が消えるのか?
本書は、AIと人類の関係を根本から問い直す、
世界最先端のテクノロジーに関する本である。

3.Love:すべては、愛のために
ピーターはなぜ、これほど強くなれたのか。
彼の傍らには、つねに1人の人物が寄り添っていた。
フランシス・スコット‐モーガン。
本書は彼らが迫害の末にたどり着いた
「真実の愛」を描く感動の物語である。

目次

PART1 科学は魔法に通じる
PART2 ルールをぶっ壊す
PART3 愛はすべてに勝つ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

50
筋肉が徐々に萎縮し、最後には意思表示ができなくなる「閉じ込め症候群」ALSに罹患した英国ロボット工学博士の闘病記。なんと自分が日々悩んでいることが些細で馬鹿らしく、行動力に欠いていることか!同氏は自由が効かなくなる前に、自由喪失後に生命への危険を最小限に抑える手術への取り組み、自らとAIを融合させて閉じ込め後も仮想世界で自由に活動することを目指している。同氏はゲイとして英国初の婚姻制度を活用した人物としても有名で、本書ではパートナーとの深い絆にも多くの誌面が割かれている。間違いなく元気と勇気を貰える一冊。2021/11/26

ばんだねいっぺい

27
ピーターの挑戦は、きっとに次代に受け継がれる。いや、受け継がれなければ、へんだ。同時並行でピーターの人生が語られることで行為の意味が重層化する。2023/08/07

hnzwd

22
将来を嘱望されていた学生であった筆者が、ゲイであることにより受けた困難。それを乗り越えて一流の研究者への道が開けた所で発症したALS系の難病と、自伝的な部分も波瀾万丈。発症後の平均余命2年と云われる難病に立ち向かうため、自分の身体を機械に、言語や意識をAIと共存する方向にシフトしていく、という発想が普通ではない。しかも道半ばとはいえ、実際に筆者が自分自身に対して行っていることだという。。最終的には身体部分も仮想化していく、という部分だけはもう少し未来の話。実現したら性別も死も乗り越えたと言えるのかな。2022/06/03

たらお

15
SF的ノンフィクション。運動ニューロン疾患で余命2年と診断され、自らサイボーグ人間になろうとする実話。当人が書いたこの本は、事実に打ちのめされることのない絶対的な明るさがあり、「火星の人」などのアンディ・ウィアーのSFに出てくる主人公を思い出させる。病前と病後の人生がパラレルに進んでいくのだが、固定観念に立ち向かうという意味では、病前はゲイであることで社会の偏見と闘い、病後はサイボーグになるために医師を説得したり、サポート企業を見つけたりと一貫した生き方を示している。ここまでの発想の転換は自分には無理。2023/03/08

あつお

13
人類に希望をもたらす本。 本書はメタバース的な概念を扱いながら、バーチャル空間での幸福追求を模索する。映画「マトリックス」では、人類はプログラム上のバーチャル空間において、エネルギーを吸い取られながら人生を送る。本作のバーチャル空間は、それとは対照的に希望に満ちたもの。身体が不自由になる「MLD」を患った作者ピーターが、精神の寿命を延長するためにバーチャル空間を創造した。現実では不自由な身体も、その空間上では全てが自由なのだ。 技術が作り出したもう1つの人生。僕も一度経験してみたいものだ。2022/08/11

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