内容説明
クラスター対策に3密回避.未知の新型コロナウイルスに日本では独自の対策がとられたが,その指針を描いた「専門家会議」ではどんな議論がなされていたのか? 注目を集めた度々の記者会見,自粛要請に高まる批判,そして初めての緊急事態宣言…….組織廃止までの約四カ月半,専門家たちの議論と葛藤を,政権や行政も含め関係者の証言で描くノンフィクション.
目次
プロローグ 疱瘡神と乱世┴第1章 未知のウイルスを前に 2月3日~24日┴それぞれのルビコン川┴厚労省アドバイザリーボード┴専門家会議発足┴市民への説明┴独自の見解の準備┴専門家会議としての会見へ┴第2章 クラスター対策と「情報の壁」 2月24日~3月11日┴クラスター対策班┴「一斉休校」と北海道の感染拡大┴若者への呼びかけ┴感染者情報をめぐる軋轢┴学生ボランティア┴第3章 桜の季節の感染拡大 3月11日~22日┴御用学者の本分┴遅れた検疫対策┴大阪・兵庫の往来自粛┴文書とりまとめの役割変更┴大規模イベントをめぐって┴第4章 緊急事態宣言発出へ 3月22日~4月7日┴「医療がもたない」┴新型コロナと特措法┴日本医師会の危機感┴「最低七割,極力八割」┴緊急事態宣言発出┴第5章 リスクコミュニケーション 4月7日~5月19日┴PCR検査をめぐる批判┴「四二万人」死亡推計会見┴緊急事態宣言解除の基準数値┴一〇万人あたり〇・五人┴緊急事態宣言判断の三つの理由┴高まる批判,不安定な会議体┴第6章 専門家会議の「卒業」 5月19日~7月3日┴前倒しされた宣言解除時期┴首相と一緒の会見の危うさ┴議事録問題をめぐって┴専門家の「卒業論文」と厚労省の反発┴「卒論」会見と専門家会議の廃止┴次なるルビコン川┴エピローグ 後の先┴あとがき┴関連事項カレンダー┴装丁:森裕昌
感想・レビュー
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starbro
ろくせい@やまもとかねよし
trazom
honyomuhito
てつのすけ
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