角川文庫<br> 葦の浮船 新装版

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紙書籍版価格 ¥748
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角川文庫
葦の浮船 新装版

  • 著者名:松本清張【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2021/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041116029

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内容説明

R大学の史学科に教員として勤める小関は、大学内での処世術にも長けた同僚の折戸に、強い嫉妬心を抱いていた。
学問のうえでも差を付けられた小関だったが、ついに妻までもが折戸に奪われてしまう……。
大学内の派閥争いを軸に男女の愛憎を描いた、松本清張の傑作長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんだりん

14
山崎豊子さんの「白い巨塔」を思い出した。財前と里見の間柄を思わせる折戸と小関。折戸の不倫相手との精算に担ぎ出される小関。身勝手な折戸と、それを分かっていながら折戸の学問の才能の前に負け犬となってしまう小関は彼の言いなりに行動する。最後はやるせない結末でモヤモヤする。男女の愛憎と大学内の権力争い。時代設定は古いが今でも恐らく似たようなことが行われているのだろう。★32021/06/29

鉄人28号

13
☆☆ 東京の大学の国史科に所属する2人の助教授、折戸二郎と小関久雄、折戸は秀才で業績もある。鈍才と自認する小関は折戸の学才を尊敬している。折戸は高慢で自尊心が強く女にも手が早く品格に欠ける。風采が上がらず女にも奥手の小関を見下している風がある。にもかかわらず、小関の折戸に対する友情は厚く、理不尽な頼みにも応じる。その2人の関係が理解しがたい。この小説は殺人があるわけでもなく、また謎と言えるものもないのでミステリー性はない。しかし、社会派の松本清張ならではの作品である。2021/06/25

dice-kn

3
著者の小説はこれまで読んだ記憶がなく、たまたま書店で見かけて手に取った一冊なのですが、展開が予想と異なり(ハッピーエンドではないですが)面白かったです。両極端な2人ほどじゃないけど似たような人はいるよなと、リアリティが感じられるところが上手いのかな・・電話の描写なんかは時代を感じますが、ストーリーは古くないなと思いました。不条理なんだけど、それだけじゃないと考えさせられるような・・読後にいろいろな思いが巡る作品は、私の中では名作ですね。2021/12/19

まさのり

0
焦ったい、その通りだと思います。思わず、レビューを読んで小関の最後の手紙を読み直して一層焦ったくなった読後です。2021/08/17

rubis

0
最後まで、小関は小関らしい行動、焦ったい。2021/07/30

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