内容説明
警視庁捜査一課から禰原警察署生活安全課に飛ばされた岩魚鉄太。彼がバディを組むことになったのは、高校生と見紛う風貌の童二怜央だった。異動早々、近隣の禰原小学校に殺害予告が届き、現場に急行すると……。児童たちを懐柔する謎の美少年の存在が、次第に町と人々の闇を明らかにしていく。「千手學園少年探偵團」シリーズの著者、初の警察小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
24
初読みの作家さん。何ともヤな真相?深層?なお話しです、子供の仲間外れや羨み、ママ友の表裏、住環境格差など。でも、刑事さん達のキャラで読み終わりました♪続編出たら読みます。2021/08/15
秀玉
20
昨年の出版だが安い。良質な中古本を安く買いたい私には中古ネットで購入してもどんな本が来るのだろうと心配も少ない。評価も良かった。前書きが長いが、私はレビューと言うより、どうしてこの本を選んだのか、読んでいる途中の気持ちの変化を書きたい。読了した感想は悪い内容では無い。半分までは、しばしば飛ぶ場面の意味とそれがどう展開されるのかわからない。子供たちに寄り添う気持ちが強すぎて本質が見えなくる童顔の刑事。本庁から左遷させられた熱血漢刑事とのコンビ。半分過ぎ事件が見えてきた。どのような結末が待っているか気になる。2022/05/31
☆こびとのくつや
5
格差、親子関係、大人の世界、子供の世界、、、結構きつめのドロドロ劇だった。実社会がこうだからメールヒェンが必要なのか。2021/06/20
MAMI.
3
★★★☆☆2021/05/06
キヨム
2
移転のため、もとの校舎の取り壊しが決まった小学校。移転前の「サヨナラ会」直前に送られてきた脅迫状。警察官の正義感と、組織に属する人としての感情と、あと子どもたちの感情もきちんと書かれていて、つらい部分もあったけどおもしろかったです2021/04/15