ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

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ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

  • ISBN:9784775942154

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内容説明

潜在能力を発揮するために

本書は学術研究論文ではなく、実践マニュアルである。著述はすべて科学的に裏付けられ、過去の最高のアイデアと科学者たちによる説得力のある発見を統合したものだ。参考にしている分野は、生物学、神経科学、哲学、心理学などだ。特に重要なアイデアを見いだし、すぐ実行できる形で結びつけることで役に立つ構成になっている。
その根幹をなすものは、習慣の4つのステップ――きっかけ、欲求、反応、報酬――と、このステップから生まれる4つの行動変化の法則である。わたしが提案する枠組みは、認知科学と行動科学の統合モデルである。

人間の行動は常に変化している。状況によって、時によって、刻々と変わっていく。しかし、本書では変わらないものについて述べている。人間行動の基本についてだ。何年にもわたって信頼できる永続的な原則。それを基にしてビジネスを始め、家庭を築き、人生を切り開けるような考え方である。

習慣は自己改善を複利で積み上げたものである。毎日1パーセントの改善が長期的には大きな改善になる。自己改善が複利の利子を生んでいくようなものである。投資した資金が複利で増えるように、習慣の効果も繰りかえすことで大きくなっていく。1日ではほとんど違いがないように見えても、数カ月や数年をかけてもたらされる影響は計りしれない。2年、5年、あるいは10年後に振り返ってはじめて、良い習慣による利益と悪い習慣による損失がはっきりと目に見えてくる。

良い習慣を身につけるのに唯一の正しい方法などないが、ここでは著者の知っている最善の方法を紹介する。つまり、どこから始めても、また、変えたいものがなんであろうと効果のある方法である。ここで取りあげる戦略は、目標が健康、お金、生産性、人間関係、もしくはその全部でも、段階的な方法を求めている人なら、誰にでも合うはずだ。人間の行動に関するかぎり、本書はあなたのよきガイドとなるだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかしー

69
再読。極わずかな最小習慣(atomic habits)→(⊿dy/dx=微分)を積み重ねる(∫=積分) 習慣化の為に習慣に必要な要素「4つ」に分類(①きっかけ→②欲求→③反応→④報酬)して各章で詳細な内容を紹介。印象的だった所、第16章良い習慣を毎日続ける方法→習慣が途切れた時にすぐに元に戻す方法→2回サボらないこと。望んでいる完璧に出来なくても、習慣を続ける。調子が悪い時(忙しい時)にやろうとする大切さ。等はついつい完璧主義になりがちで、そこで挫折しがちな私には非常に励みになりました。2021/08/06

ニッポニア

60
Audible。非常に、共感できる内容でした。良い習慣は確立した習慣につなげていく、悪い習慣はそれに繋げるためには何重にも壁を作っておけばやがてなくなる。その通りですね。習慣化を研究しているうちに、その権威になるというのは夢がありますね。それにしても、Audibleはメモが取りにくいですね、付箋を挟むのもできるんでしょうが、運転中とか、なかなか意識を回せず、という弱点がありますね。イヤホンをダブルクリックしたら印がつく、とかできたらなあ。2023/09/09

R

48
良い習慣をどのように身に着けていくかの方法と、習慣とはそもそもといったところを解説した本でした。細かなカイゼンが積み重なると大きな利益になるということなんだが、その積み上げを習慣という形で行うのがよいというお話。パブロフの犬みたいな、何かが起きたらもうそうなると無意識でも反応できるようになると考えることを省いて時間は短縮できるし、かつ、嫌だとか情緒に振り回されずに取り組めるというのは、夢のようだと思うところ。きっかけと行動を組み立てることの重要さがわかる。2021/01/12

33 kouch

41
確かに習慣がその人のアイデンティティを定義する。 思う→動く→習慣→人格変化→運命変化などと、ものの本ではよく言うが、3つ目の習慣化こそポイント。ただこれはただの日々の積み重ねという足し算でなく、指数関数的に習慣化する。本著はシステマチックにただ継続するだけでなく継続出来たら検証してゆくことも必要と説く。そのとき人は劇的に変化でき目標にぐっと近づく。一方で負け癖がつき負のスパイラルに陥る危険性も示唆する。目の前にある夢をスルーしないようにこの本を実践したい。2024/10/17

T2y@

38
年始らしい1冊目読了。 新しい習慣を始めるときは、二分以内にできるものにする。 最小習慣(atomic habits)、今年こそは読書ログを続ける! ぞ、と。2025/01/09

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