転職1年目の教科書

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

転職1年目の教科書

  • ISBN:9784820729150

ファイル: /

内容説明

新しい会社に入ると、社内に知り合いがほとんどいないことから、思うように仕事が進められないことに対する欲求不満や、極度の緊張感の中で、心身ともに弱りきってしまうという経験をすることもあります。こういった試練を乗り越えて初めて転職に成功したと言えるのです。

本書は、リクルートの採用担当を経て、企業に属さない専門職のインデペンデントコントラクター(独立請負人)、そして企業のコンプライアンス問題対策のコンサルタントとして多くの企業現場を知る著者が転職者の悩みをもとに1年でアウェイの職場をホームに変える社内処世術を経験談や事例を交えて解説します。

【目次】
[入社第1週]あなたは特別な存在ではない
●転職初日。あなたを待ち受ける、信じられないようなこと
●初めて対面するとき、仲間となる社員はなぜよそよそしいの?
●誰も何も教えてくれない……。だって、あなたは「一人前」だから
●人事部の期待が生み出す「空回り」って?
●歓迎されなくて当然!? その理由を知っておく
など

[入社1カ月まで]会社の人、会社のことを知る
●人間関係こそ大事。社内人脈はどうやってつくる?
●社内サークルが身を助ける? インフォーマル・コミュニケーションの重要性
●同僚や上司から飲み会の誘い。でも、お酒はあまり好きじゃないし……
●一緒に入った数少ない仲間、中途同期とはどう付き合う?
●“親切な人”には要注意! はずれ情報を信じない!
など

[入社3カ月まで]大きな成果を狙わない! 小さな実績を積みあげよう
●「こんなはずじゃなかった!」でも、後悔するにはまだ早い
●「会社には慣れましたか?」人事部の面談でホンネを話すと……
●ストレスがピークに! なぜか前の会社が懐かしくなる
●なかなか言えない!? 「ウチの会社」
●実力者は誰? 転職先で生き抜く地図 など

[入社半年まで]試用期間の時代
●「この仕事なら○○さんだね」そう言われるために何をする?
●「キミなんかに何がわかる!」意見や提案は慎重にする
●同僚との飲み会の場なら会社の悪口くらい、いいんじゃない?
●「Aさんもおっしゃっているように……」 そんな引用には危険がいっぱい
●転職者だからできる? 「暗黙のルール」破り など

[入社1年まで]あなたはすでに転職者ではない
●ついに転職者卒業!? 同化フェイズから自分らしさフェイズへ
●会社のイノベーションの源 「違和感メモ」が威力を発揮!
●「そんなに簡単じゃない!」横槍の入らない改革はない
●「ウチの会社にも使えます」言い方だけは注意する!
●あの人にアプローチ! 部署を超えて動き出す
など

[副業先で失敗しない!]心がまえと処世術
●副業実施前 副業はやるべきですか、と聞かれたら?
●副業開始直後 あなたにとっては副業でも、相手にとっては本業
●副業実施中 本業と副業でのスケジュール問題が発生する
●副業実施中 あなたに忍び寄るコンプライアンス問題
●副業をしたあとに 新しいアイデンティティを獲得しよう!

「好きなこと」を仕事にするために 1 自分の道を自分でつくっていくということ 2 転職はキャリアアップになるのか 3 プロフェッショナルとは 4 好きなことを仕事にしよう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

11
異動や転職を何度か経験すると、組織の文化が本当に多様であることを実感する。文化差と言うと大げさだが、実際には些細な違いが多い。しかし、その些細な差にどう対応するかには大きな意味がある。それは、その人が本当にその組織の仲間かどうかを見極めるためのテストだ。複数の集団を渡り歩くと、人間が社会を持つ「動物」であることを強く実感する。本書の要点は、入社後半年間は雌伏の時期と割り切り、周囲と徹底的に同化することに努め、将来の自由のための基盤を地道に築くべきだということだ。面倒でも避けて通ることのできない道だ。2023/11/25

Taizo

4
世の中に転職するための本は数多く存在するものの、転職「後」のみにフォーカスした本はこの一冊だけではないでしょうか。前職でのアセットを武器に、転職先の企業に新しい風を吹かせ、バリバリ活躍してやろうと意気込んで入社する転職者もいる。が、実はその意気込みは空回りするので徐々に組織に馴染み、改革する下地を育てるのが先決だと主張。転職した瞬間にお客様ではなく一社員になるので、歓迎ムードは特になく「初日のランチはひとりで食べる覚悟をせよ」とドキッとする指摘もある。転職する前には読んでおくべき一冊かも。2023/03/30

コースケ

2
転職入社までに準備として気になった。かなり慎重に職場に溶け込むことを第一としている。他所者扱いされ、放置されるのはザラにあるが、職場を変えようとしたり、目立たないこと。そして、社内用語や人間関係を把握して、小さな成果を半年程は積み上げること。職場の皆んなは顧客と思い、絶対に油断しない。特に面白かったのは、人事面談には本音を出さない。人事は悩みの解決には役に立たない所か、上司に報告されて関係悪化を引き起こすかも。そして、違和感ノートに転職先の問題点を記載すること。一年たった頃に少しづつそれを改善提案する。2024/06/13

眉は目より太い

1
転職2回目でわかっていたつもりだったが、暇が多く焦りが生まれたので、読んでみた。確かに、前の転職時も結局一年ぐらい同化作業があったなと納得。転職サイトだと転職後すぐ活躍みたいな記事が多いが、実際そんなことはありえないので、少し腰を据えてまた一年を過ごしていこうと思う。2023/08/07

korokoro-mame

1
転職前の準備に関する本は多いですが、実際に転職した後のことに関する本を見たのは初めてだったので、読んでみました。 自身も今までに3回職場を変わり4月から4回目の職場変更でしたが、確かに…と思う内容も多かったです。 ここ数年は転職の方を受け入れる方ではあったのですが、当然自身の仕事もあり一日中気にかける事は難しくて。今回は新しい環境に入る側でしたが、この本のおかげであまり悩まずにのびのびと転職ライフを送ってます。 今から転職を検討している人にもその後のことをイメージしやすい一冊だと思います。2023/05/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18065457
  • ご注意事項

最近チェックした商品