ウブントゥ 自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」

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ウブントゥ 自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」

  • ISBN:9784775942383

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内容説明

ノーベル平和賞受賞 デズモンド・ツツ大主教、直伝!
アパルトヘイトを打ち砕いた共生のメッセージ。

人と比べずに暮らしなさい。人と競わずに生きなさい。人とつながり、助けなさい。それでも自分らしく生きられる――それがアフリカの大地で育まれた「ウブントゥ」の知恵だ。
本書はデズモンド・ツツ大主教の孫娘ムンギ・エンゴマニによる、多様性の時代に「違いを認めて尊重し合う」ための14のレッスン。祖父から受け継いだ大きな思いやりをもとに、人とつながる生き方をわかりやすく提案する。ストレスフルな毎日に、穏やかな余裕と自信をもたらす一冊。

※UBUNTU(ウブントゥ)=普遍的な「絆」を意味するアフリカの哲学。コミュニティやつながりを大切にするアフリカ流の生き方を指す言葉。



「序文――デズモンド・ツツ大主教」より
ウブントゥの知恵は、ほぼすべてのアフリカ言語に見られる、次のことわざに一番良く現れています。
「人は、ほかの人たちを通して人になる」

つまり私たちがこの世で学び、経験するすべてのことは、他者との関わりを通してもたらされる、という意味です。だから私たちは、自分の行動や思考をしっかり考えるよう求められるのです。その行動と思考で自分が何を達成できるかだけでなく、自分と関わる人たちにどんな影響を及ぼすのかも、考えなくてはいけません。

(中略)

本書は、読者に考えるチャンスを与えるでしょう。どのようにウブントゥを実践すれば、世の中で人々の懸け橋になれるのか。そして、人との関わりの一つひとつをさらに好ましい環境づくりのチャンスに変えていけるのか。ムンギが紹介する物語に、私たちはみんな、さまざまな形で共感を覚えるでしょう。これらは、ウブントゥのある世界で生きるために、私たちに日々与えられているチャンスと試練の物語です。私たち一人ひとりが、来る日も来る日も多くのチャンスを与えられています。言葉や行動を通してなのか、何も言わない・何もしないことを通してなのかはわかりませんが、出会った人たちが思いやりや人間関係を味わえる場を提供できるチャンスを、与えられている。

私が大切に思う哲学を紹介する、孫娘が書いた本をみなさんにお勧めできることを誇らしく、幸せに感じています。本書があなたの目と頭と心を開かせ、「世の中でどうあるべきか」に目覚めさせてくれると信じています。よりよい、より思いやり深い世の中をつくるために。

神の最も豊かな恵みがありますように。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ノンミン

4
人のために貢献すること、信頼を得ることが大切なことが説かれていてとても勉強になりました。いま、自分のことで精いっぱいの世の中であっても世のため人のためという精神を持ち続けることが大切なことと思いました。2022/04/24

masaharu

1
相手になったつもりで考える。視野を広げよう。楽観よりも希望を。など、いろんな本に書いてあることではあるが、アパルトヘイト時代の南アフリカの状況も交えながら説かれると説得力が増す。なかでも、被害者が加害者を許す話は考えさせられる。許せない!という言葉はよく聞く。しかしその言葉に本人も束縛され長く苦しむことになる。許してしまった方が、その後は楽に生きられる。自分を解き放つために、あえて許すことに意味がある。さりとてそこまで割り切るのは常人には難しい。伝説的な人物である祖父の言動の引用で重みが増す。2025/03/28

Junko M

1
オードリータンの本に出てきたので、読んだのですが、本当に素晴らしい本でした。生きていくうえで、人間として当たり前のことばかりで、こんなきれいごとでうまくいくのか??と思いましたが、アパルトヘイトや大量殺戮のような悲惨な出来事を、ウブントゥで乗り越えてきたかと思うと、説得力あります。2021/05/20

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