講談社文庫<br> 君は天皇を見たか 「テンノウヘイカバンザイ」の現場検証

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講談社文庫
君は天皇を見たか 「テンノウヘイカバンザイ」の現場検証

  • 著者名:児玉隆也【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2021/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061835276

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内容説明

われわれ国民にとって、天皇とはなんなのか? 種々な時と場所で、実際に天皇を「見た」ことのある政治家、軍人、勤め人、学生、主婦ら、各層136人の語る「天皇体験」から、天皇制の問題を衝く、証言ドキュメント――天皇について話すのは畏れ多いとためらう人……。多くの兵士や国民を死なせた絶対命令者としての戦争責任を厳しく問う人……。実際に天皇を「見た」ことのある多くの人たちの語る天皇体験のことばから、神として「戦前」、象徴として「戦後」の、天皇制の問題を衝く現場レポート。証言による昭和の庶民史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

11
毒舌ビートたけしは言いたいことを自己規制するからテレビに出て収入を得我々は享受することができる。もしタブーを自由に語れば流通にはのれず、中核派の「前進」のように誰にも伝わらぬことになる。バイアスを斟酌して受け取らねばならない。その前提の上で採るべきはまえがきの「“民主憲法”だというのに第一章第一条のしょっぱなから『天皇』という文字ではじまることのうっとうしさを感じた。その思いはいまもってかわらず、私と同時代人である皇太子を見ていると、なおさらうっとうしい」と「聞き書き・陛下さま この金いりませぬ」である。2018/09/01

0
Y-202005/06/25

ぼっせぃー

0
「テンノウヘイカバンザイ」「聞き書き・この金いりませぬ/故郷喪失」「思召の構図」。ひとはこの茫漠とした生の中で、何かしっかりとした足場を探して藻掻き、そこにかつては“天皇”という肥沃で雄大な、神秘の大陸があった。それが一夜にして没した時、再び多くの人が溺れることになった。元々別の足場を持っていた人もいたが、そういう人々にも勿論沈没の波しぶきあった、と読むこともできる。令和の世で天皇制は児玉が指摘したとおり中身を入れ替えても成立するstableな構造に過ぎないが、だからこそ皆代替物を求めているのだろう。2020/09/08

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