内容説明
私たちは、現在もなお「無らい県運動」の社会を生きているのではないか――ハンセン病患者を地域からあぶり出し、住み慣れた故郷から終生出ることのできない療養所に追い込んだ、絶対隔離政策。戦前期、在宅の患者をことごとく療養所に送ることで、各県に「無らい」を競わせて始まった「無らい県運動」は、戦後日本国憲法の下でも消滅することはなかった。むしろ自治体や宗教界のみならず、地域社会すなわち隣近所の人々に患者の存在の摘発を強いた、過酷な患者囲い込み政策がより強まった。患者の人生を奪い、人権を踏みにじった「無らい県運動」の実態を明らかにし、現在もなお続くハンセン病元患者やマイノリティへの差別構造を考えるための書!
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