アステイオン80

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アステイオン80

  • ISBN:9784484142197

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内容説明

特集 第一次大戦100年

ちょうど100年たったから何だというのか。
99年や101年とどこが違うのか。
それでも、あの大戦による破壊と影響の巨大さを考えれば、
改めてその意味をかみしめるのに
100年の歳月が必要だったのかもしれない。
それはかみしめることのできる過去、
つまり「歴史」となったことを
100年の区切りは象徴しているのかもしれない。

進歩の最先端にあると自負していたヨーロッパは、
これによって空前の人的・物的破壊を経験した。
四つの伝統ある帝国、ロシア、ハプスブルク、ドイツ
そしてトルコが、地球上から消滅した。
文明としてのヨーロッパそのものが、深い懐疑に沈んだ。
そしてヨーロッパで始まったあの大戦だが、
世界の人々の運命を大きく変えた。
もちろん日本人も例外ではない。

その後100年、人類は教訓を学ぼうとし、
多くの試みを繰り返してきた。
改めて100年前の大惨禍を想い、
断罪も正当化も超えた何かを探ってみよう。
あの大戦は意外にまだ我々の身近にあるのかもしれないのだから。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ELW

1
 ライフワークにしているWWⅠがらみで買ってよんだら、 まぁサントリー学芸賞受賞者を中心とする執筆者陣が素晴らしかった。入試問題の評論文に使うような素材。WWⅠでは 「われわれ自身の小さな戦争のはずだったのに。」は本当かな。ベルヒトルトが同意するとは思えない。次に戸部さん引用されている「盲従、屈従の上に築かれた軍紀は、仮令堅牢の如く見えても暴風雨には耐へ得ない」という本間正晴大尉 の指摘が目を惹いた。2018/10/24

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