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内容説明
SFを通じて未来をプロトタイプし、そこからの逆算=バックキャストで製品開発や組織変革の突破口を開く――SFプロトタイピングと呼ばれる手法がいま、ビジネス界で熱い注目を浴びている。主要な面々による座談会+論考でその最前線に迫る、本邦初の入門書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーぶる
10
SFという50年後くらい先の物語を使って、未来をより具体的、当事者意識を持って想像することで、今までなかったイノベーションを起こそう、という手法の可能性。私がSF小説が好きなのは、作り込まれた世界観と多様な人々の価値観が丁寧に描かれていて、物語へ入り込んで共にわくわくしたり、考えたりするから。たしかにこの手法は、考える、ことへのハードルを下げてくれるし、楽しめる。2022/04/18
前田まさき|採用プロデューサー
6
私は、SFプロトタイピングをモデレートできる人をたくさん増やしてほしいと思います。 ワークショップでの議論って、モデレーターの力がいちばんじゃないですか。参加者からどれだけアイデアを引き出せて、多方面から見られるかどう かはモデレーターの力に依存するので、そこを担える人を増やしていただけると嬉しいです。2022/04/11
四不人
4
正直、「うさんくさ」と思いながら読んだが、割とまともな本。言ってることはもっともな事も多いし、当事者は「まずSFを勉強してもらわないと」「ビジネスに喰われてはいけない」とか自覚的なのもよく判るが、危惧されているとおり手法が確立した段階で、今までのビジネスメソッドと同じ行く末を辿るんじゃないかなあ。これが売れない作家の受け皿になって、しょうもない作品が量産されたりと、つまんない事になると、余りにも悲しい。やっぱりビジネス書はあわん。「役に立てようとする」読書は、なんかビンボくさい。2021/11/09
jackbdc
4
SFプロトタイピングとは”SF”を通じた未来予測を行い、未来に向けたビジョンを探究する手法。昨今流行っているらしい。確かにSF作品は科学よりも未来予測が得意であるように思う。科学者より時代的に早く、鮮明なイメージを描き出す例に暇がない。血の通った人間描写をベースにしているので読者への浸透力も論文の比ではない。優れたSF作品がワークショップにおける伸びやかな発想の創出に繫がるアンカリングとしての役目を果たしそうに思えてきた。一度自分が体験してみたいと思った。本書が推奨する作品群は読書の対象としても興味あり。2021/07/03
おだまん
3
自己啓発本のような。。といえどもSFが題材となるとやっぱり面白い!こういうふうに楽しんで仕事ができるといいのにな。2021/07/17