見えないものを探す旅――旅と能と古典

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

見えないものを探す旅――旅と能と古典

  • 著者名:安田登【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 亜紀書房(2021/06発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750516943

ファイル: /

内容説明

いつもの風景が、その姿を変える

単なる偶然、でも、それは意味ある偶然かもしれない。
世界各地へ出かけ、また漱石『夢十夜』や三島『豊饒の海』、芭蕉など文学の世界を逍遥し、死者と生者が交わる地平、場所に隠された意味を探し求める。

能楽師・安田登が時空を超える精神の旅へといざなう。


私たちには、「見えないもの」を見る力が備わっています。
「目」を使わないでものを見る力です。(まえがきより)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翡翠

15
見えないけれどあるもの「非在」の話は引きこまれた。知識がないと見えないものがあることには、もうこれは仕方がないと思ってしまう。能に関したことだけてはなく、他の分野でも当てはまること。今見えていること、見えないけれどあること、知ることで見えるようになること。世界は何層にもなっていて人によって見え方が違う。面白い。2022/04/20

かりんとー

7
(戸田書店)能を知らない人にはちょっと難しいかもしれない。 翁のチベット起源説、非在の話が面白かった。2021/12/20

イワハシ

4
能と旅を繋ぐエッセイあれこれ(旅雑誌に掲載されたもの)。プロの芸能者とは、移動するものなのだなあ。2021/09/28

ganesha

4
旅好きの能楽師によるエッセイ。DENに連載された10年分の文章を旅、夏目漱石と三島由紀夫、古典文学、漢文、日常に関するものに分けて収録されている。リトアニアでは般若は男に見えること、台湾の学生にもたらした能の影響、「箒」「あはひ」の考察など興味深く読了。いつかまた読み直したい。2021/08/12

すばる

2
100分de名著に太平記の解説で登場されていたので読んでみた。 能だけではなく、甲骨文字、古事記など幅広い分野の話を、まさに聞いているような語り口。もっと読んでいたい、終わるのが寂しい読後感。2022/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18066207
  • ご注意事項

最近チェックした商品