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内容説明
編み物が好きな野仲さんの悩みは親しい友人がいないこと。そんな彼女は、通勤中に大好きだった幼馴染のサトウさんと再会するのだが…。共感必至、全女子に贈る同性の友情の難しさと楽しさを描いた成長物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやしん
7
主人公とかつての旧友を再び繋いだ「編み物」を巡る意識の齟齬による感情のぶつけ合いな本編と、阪急電車沿線のプチ情報のギャップが激しい。タイムマシン要素は二人の小学生時代を振り返るということだが、方や原点を大事にしつつ現代では自己否定が強くなってしまった主人公と幼少期に蓋をしたいその友人との軋轢が激しく苦しさしかなかった。実際舞台装置以上(利用者には通じるのだろう)の阪急もタイムマシンも無い。百合ではないガールズストーリーだけど、女のバトルも色恋沙汰もナッシング。二人が今後再開するか否かはまた別の物語。2021/10/11
ココアにんにく
5
自分は忘れていたが、相手は忘れたくても忘れられない心の傷になっていた。それに気づいた時、葛藤して不器用ながら気持ちを伝える姿がいじらしい。「誰にこんな遠慮して…」(97頁)のセリフがぐっと来た。 宝塚線や今津線が舞台なのが嬉しく、中でも清荒神で編集者に追われる場面から河川敷へが印象的。武庫川を渡る阪急電車は宝塚大橋側からの写真が有名ですが、反対側からのこの景色も私は好きです。ルマン、パンネル、コープさんのメロンパンなど沿線情報も嬉しい。ソリオのティーハウスサラ近くの書店で見つけた本。2軒とも平積みでした2022/05/10
shmk
4
作者もあとがきで書いていたけど、多かれ少なかれこういった後悔というのはありそうな気がする。折り合いを付けるのって難しいよね。2021/08/21
ぱんちゃん
3
幼馴染と偶然再会したことで、過去の傷と向き合うことになってしまった女性の物語。全く一緒の経験があるわけではないのに、過去の自分と重ねてしまう描写がどこかしこにあった。許しても許されなくても、やってしまったことや抱いてしまったわだかまりを少し持ったままでも前に進んでもいいんだというメッセージをもらった気がした。綺麗事ではなく、リアルな感情描写は秀逸。男女問わず漫画好きには響く内容ではないかと。2021/06/08
うふふ
2
阪急沿線で繰り広げられる友情物語。見知った景色がたくさん出てきて嬉しい。関西弁の言い回しですが、いつも聞くのとは違ってちょっと癖があるかな。神戸の方なのかな。2023/08/09