ガブリエル・タルド 贈与とアソシアシオンの体制へ

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ガブリエル・タルド 贈与とアソシアシオンの体制へ

  • 著者名:中倉智徳【著】
  • 価格 ¥2,475(本体¥2,250)
  • 洛北出版(2021/06発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784903127132

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内容説明

ガブリエル・タルドの「欲望と信念にもとづく富の理論」を丁寧に読み解く。「社交性の花を咲かせよ!」

労働の喜びとは何か? それは、共にあり、共に作業すること、社交性が花を咲かせることである。そのためには、余暇の増大と、無数のアソシアシオンの群生が不可欠なのである。ガブリエル・タルドの主著『経済心理学』を、「欲望と信念にもとづく富の理論=統治術」というタルドのテーマにそって、丁寧に読み解いていく。「社交性の花を咲かせよ!」――その現代的な意味が、本書を読むことで明らかになるであろう。

【著者】
中倉智徳
1980年生。専門は社会学、社会思想史。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了(博士・学術)。現在、千葉商科大学人間社会学部教員。論文に、「発明の力能――ポストフォーディズムにおけるガブリエル・タルド」(現代思想2007年7月号所収、青土社)など。翻訳に、マウリツィオ・ラッツァラート著『出来事のポリティクス――知‐政治と新たな協働』(村澤真保呂との共訳、2008年、洛北出版)など。

目次

序 章 本書の目的
第1章 夢見る個人と社会の法則
第2章 政治経済学を裏返す
第3章 信念と欲望の経済的役割
第4章 労働と余暇の循環
第5章 貨幣と資本の循環
第6章 心理的対立と価格
第7章 闘争、競争、律動
第8章 発明と所有――経済的適応
第9章 交換の体制からアソシアシオンの体制へ
終 章 タルドの社会学と経済心理学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

4
大学図書館本。タルドが近年注目されていたのは、ドゥルーズの著作の影響だったことを知る。その影響下ではなく、あくまでもタルドの思想を俯瞰できるよう、その著作の全体像を明らかにし、その概念体系を細かく説明した本。優秀は博士論文とはこういうものなのですね…2020/10/12

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