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内容説明
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5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、ぐうぜん出会ったその日から、児童館の掲示板にはる壁新聞「モモモ館」を作ることになった。取材やインタビュー、記事やコラムの執筆など、壁新聞作りに夢中になった3人は、思いがけない事件にかかわることになって・・・。子どもたちが初めて出会い本物の仲間となっていく喜び、仲間が同じ一生懸命さで一つのことに取り組む楽しさが、生き生きと伝わってきます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
75
ひょんな事から知り合った小学生が壁新聞を作る。クリスマスの月の特別なカレンダーのように、扉を開けるとニュースやコラムが書いてあるとは、ワクワクします。また児童館の安田さんが最高。本当に子供が好きなんですね。好きを通り越して、子供のままのおばさん。しかも児童館の前の広場には大きなニレの木。お弁当を持って新聞作りの日々。憧れです。モカ、モモ、カンタ、リック君、コータ。お互いの存在が、かけがえない友達。素晴らしい児童書でした。2016/03/27
はる
61
優しくて楽しくて、児童文学はこうでなくちゃ!友だちとのワクワクするやり取り、楽しくて思わず走りだしたくなる気持ち、分かるなあ。この人が実はあの人?とか、意外なからくりも満載で楽しめました。名コンビ千葉 史子さんの今回のイラストは、リリカルなタッチでちょっとこみねゆらさん風。好みです。2016/03/20
かいゆう
41
娘が面白かったと言うので読んでみました。偶然知り合い、壁新聞を作ろうという事になったところから、どんどんアイディアを出し合って形にしていく。世界は一つだけじゃない。今いる場所が全てじゃない。どこかに誰か、こうやって一緒に笑える仲間がいる。子どもたちのキラキラした表情が目に浮かぶようでした。ちょっと背伸びした冒険、やっぱり正直でいたいという気持ち、何歳になってもやり直すのに遅くない…。素敵な人たちのちょっとした優しさがいっぱいで、ほっこりしました。2016/03/12
anne@灯れ松明の火
38
遠い方の新刊棚で。高楼方子さん新作で気になっていた。かわいくて、オシャレな表紙にも惹かれた。偶然出会ったモカとモモとカンタ。会ったばかりなのに、昔からの友だちのように意気投合し、児童館の壁新聞をつくることに♪ その後、さまざまな事件が起きるのだが、予想もつかない展開で、さすが高楼さん!と感服。バラバラの話かと思ったら、ちゃんとつながっている。面白かった〜! ラストもほっこり。作者紹介によると、挿絵の千葉史子さんは高楼さんの姉だそうだ。姉妹での創作、素敵だな♪2015/11/19
ゆうゆうpanda
36
子供達が作った壁新聞の記事はほのぼのしたものばかり。でも、一見平和に見える街にも色々なドラマがあるのです。替え玉事件、失踪事件、なりすましに大泥棒。なんて物騒な!…いえいえ安心してください。これぞ児童文学。登場する人はみんな良い人ばかり。ちょっとドキドキしながらもみんな収まるところに収まります。思わず走り出して、可愛い女の子の帽子にちょんといたずらしてしまいたくなるようなウキウキした物語です。はぁ…私、このシーンが大好き!今日は楽しかったね。また明日集まろう!『ニレの木広場のモモモ館』で。私も行っていい?2016/03/30