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内容説明
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賢治の故郷、岩手(イーハトーヴ)を舞台に、賢治の理想と生涯が色濃く重なってくる作品です。司修先生が大佛次郎賞受賞後の第一作として絵本化しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
30
賢治の伝記絵本を読み、読んでない童話が多いことに気づいた。司修さんの名前と表紙の美しさに惹かれて、これを選んだ。今、皆さんの感想を読み、かなりはしょってあることがわかったので、ほかも読んでみたい。「賢治・原作」でなく、「賢治・文」を探そう。切なく、哀しいお話にブルーは合っている。でも、ストーリーとのつながりはわかりにくい絵のような気がした。2015/12/27
Shoko
26
図書館。題名だけは聞いたことがあったのですが、初めてお話の内容を知りました。「自分を犠牲にして、人を助ける」尊い精神が描かれます。宮沢賢治もきっとこんな気持ちで農業に取り組んでいたのでしょう。2017/07/18
り こ む ん
25
やっぱり、難しいかなぁ。この作品の絵本って…青1色の挿し絵は綺麗なのだけど…何かが分かりにくい…分かりにくい絵柄の絵本はたくさん有るのだけど…世界観が伝わるから、分かる部分が有るのだけど…ちょっと、この絵本は…個人的に分かりにくい…文章もかなり、要約されているのが…絵本だから、仕方がないのだろうけど…唐突な編集に感じる…綺麗なんだけどなぁ。2015/07/20
小夜風
25
【図書館】絵が凄くキレイだから……お話があらすじみたいになっててもったいない!長くても全部載せて良かったのでは……と思いました。今まで読んだ「グスコーブドリの伝記」では赤とか茶色のイメージだったので、青がとても印象的でした。2015/06/10
Cinejazz
18
宮沢賢治の童話を幻想的なブル-を基調に描かれた絵物語。架空の街イーハト-ブ(東北地方)の森、木こりの家に生れたグスコ-ブドリ(ブドリ)と妹ネリの不遇の境遇、冷害による飢饉、両親との生き別れ、クーボ-博士とペンネン技師との邂逅、火山の研究と寒波の襲来・・・ブドリ「空気中に炭酸ガスが増えれば(地上は)温かくなるのですか」博士「それはなるだろう。けれども火山に行った者の一人は逃げられんだろう」・・・人工的な火山爆発による温暖化のため、若くして自己犠牲となったブドリの生き様は、賢治の志しを物語っているようです。2021/10/08