内容説明
一般、学生向けにまとめられた、初めてのアーカイブズ学の入門書。公文書を管理する機関「アーカイブズ」と、その公文書を管理する専門職員「アーキビスト」の成り立ちや仕事、取り組むべき課題について学べる。公文書とは、どこでどのように選ばれて残され、公開されているのか。アーカイブズは「良くも悪くも国を映し出す鏡」でありながら、米国で有名な公文書館に比して、日本では自国のアーカイブズに対してきわめて関心が薄く、公文書の隠匿・廃棄・改ざん問題が後を絶たない。こうした背景や、法・歴史・地方自治体・教育委員会・企業のアーカイブズの事例も示し、重要性と課題の根底にある問題も伝える。デジタル時代のアーキビストの業務についても収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
affistar
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アーカイブズとは文書を保存するところであり、アーキビストは文書の保存を受け持つ人を指す。公文書は保存されないと後世において検証することができない。さらに最終稿だけでなく途中経過が無いと意見の変遷をたどることができない。しかし、専門家がいない、保管場所がないなどさまざまな課題もある。アーカイブズやアーキビストについて、様々な観点からまとめられたものが本書である。大学の先生が書いたかための文章なので読むと退屈しがちだが、興味があるところだけでも読むと面白いと思う。2022/12/16
ベア
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とても分かりやすくて入門書にはピッタリでした。2021/05/09
yanapong
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刊行されたばかりなだけあり、最新の話題にも目配りされていて、かつ日本のアーカイブズとアーキビストに関する入門書としても実例をもって分かりやすく記されている。専門職員の多くが会計年度任用職員である事の問題にも触れてられている。「今」すすめる入門書として、とても良い。2021/04/26
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