内容説明
恋愛のトラウマのせいで、自分に自信が持てないかの子。あるきっかけで隣の席の佐々原とメールを始めるが突然告白される。学校で人気の彼がなぜ地味な私に?違和感を覚えつつも付き合うことに。しかし、彼はかの子にある嘘をついていて・・・。それでもかの子は彼の優しさだけは嘘だとは思えなかった。「君に出会う日をずっと待ってた」彼がかの子を求めた本当の理由とは・・・?星の見える夜、かの子は彼を救うためある行動に出る。そして見つけたふたりを結ぶ真実とは――。切なくも希望に満ちた純愛物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑠璃
3
星42021/07/04
色素薄い系
2
ラインをどこで終わらせるか問題は現代人ならではの悩みだと思うんだけど、かの子は元カレからの言葉で自分の行動を反省してるけど佐々原はずっとやり取りしていたい派だからしつこくされたくない派やほどほど派の人の気持ちはずっと分からんままだろうなぁと。かの子と佐々原はテンポが合う同士だったから問題ないだろうけどそうではない人もいるという事を理解した上でないと今後まだ誰かと衝突しそうだと思った。あとタイトルの雰囲気は好きだけど読み終わってもなんでこのタイトルなのかイマイチ分からなかった。2022/05/10
かんみかん
2
前作と同じように登場人物全員にクセがあり面白かった。今の恋愛でよく話題になる「重さ」を上手くテーマにしていて中高生にはよく響く内容だなと思う。他人を気遣いすぎる人が多い中でこの本はとても新鮮に見えると感じた。2021/07/04
na*rico
1
ラインのやり取りで元カレから傷つけられたトラウマを持つ高1のかの子。 隣の席の佐々原くんと付き合う事となり、ラインのやり取りが始まるのだが.....。 ああいう、ちょっとした報告だけのラインをマメに寄こしてくる人、携帯メールが流行り出した頃に、わりかしいたので思い出した。 自分的には、こういうのを頻繁に送られてきても返しようが無いから迷惑と思っていたけれど、そういうのが平気な人、好きな人もいるわけなので、結局相性の問題なのかなと思った。互いに同じ価値観の人と恋仲になれて良かったねといった感じ。2022/02/02