内容説明
“友だちはいいものだ”誰もがそう言います。SNSでもリアルでも「友だち」が重要視されるいまは「友だちの時代」とも言えるかもしれません。
そんな時代に、「友だちは必要ない」と語る、異才・押井守監督による“本当に大切な人間関係は何か”を改めて問う一冊です。
ロングセラー『友だちはいらない。』に新たな2章を加えた増補版。
※本電子版は、紙版とはコンテンツが一部異なります。掲載されていないページ、記事、写真があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
73
映画監督のインタビュー本。表題に「やっぱり」とあるのは二年前に出した新書の増補版になるらしい。彼の子供のころからや仕事の経歴などを含めて、ざっくばらんに語る。この監督のことはあまり興味を持ってないのだが、途中からなかなかいいことを言っているのではと思えた。『BIGtomorrow』の記事みたいな内容に近いか。ただ増補版というが僅かな枚数を前後に付け加えただけで、増補版として新しく出すのかなあと驚いた。暇つぶしに。犬猫などのペットを飼えという。その意味は最近になってよくわかった。2018/05/17
鱒子
47
図書館本。押井守監督に映画ライターの渡辺麻記さんがインタビューした本。文筆ならともかく、口頭でここまでの自己表現出が来るスキルの高さ。押井監督、本当にすごい方です。 最近、声高に個人の価値観を主張し、それに巻き込もうとする人にウンザリしておりました。良いタイミングでこの本に出会えて、とてもスッキリしました。2018/06/07
Kei
39
リドリー.スコット愛は同じなので、そこは激しく共感。彼の映画専門の押井流評論集、読んでみたいです。2018/07/17
かめぴ
18
映画監督が何故にこんな本を⁈と思い手に取る。人類の進歩は究極ラクチンしたいという思いから、1番の面倒ストレスは人間の関係性、じゃそれをって指南書。友だちって定義が曖昧なところに引っかかってる感じ、物凄く共感する。「友だち」がイラクで失踪したらすぐに飛んで来てくれる人…なら、なかなかハードルは高い。。でも孤独を楽しめる人は孤独だとは思わないだろう。日本人は言葉を大切にしない、は目から鱗、腑に落ちたぁ。匿名で繋がる危険性を再認識。2018/10/27
あられ
14
『友だちはいらない。』増補版。友だちって、なんだろう、と考えてしまった。なら、別にいなくてもいいか、と思えた。どこかに、友だちとはイラクに行って捕まった際に飛行機に飛び乗って駆けつけてくれるひと、みたいなことが書かれていて、ハードル高いわ、そんなひとおれへんわ、自分には無理である、よって、誰かと友だちになるのも無理かな。いわゆる仕事仲間がいて、家族がいて、師匠がいれば充分らしい。孤独もまた、よし。気が楽になった。2018/02/27




