内容説明
新米パパがママの視点で見つめたら、世界は別の場所だった――。共働き夫婦が多数派の今でも、日本の妻は夫の3倍もの家事・育児を担っている。そして、日本は先進国有数の「親子に冷たい国」。育休を取ったことで「パパの家庭進出なしにママの社会進出はありえない」と気づいた「普通のパパ」が、豊富なデータと実体験を交えて綴る。本書を読まずしてパパになってはいけない! note人気連載(1記事の最高スキ数2891)の書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
51
前半、著者が育児休業取得をきっかけに「家庭進出」を果たして気付かされた数々の事実(子育て経験のある女性にとっては日常茶飯事のこと)を率直に述べている。後半は、子育てしやすい社会に変えていくためにはどうすればよいのか、明石市の驚きの事例を示している。この部分が本書の肝だと思う。そして、著者が勤務するNPOは、あの駒崎弘樹さんが代表を務める団体ということも分かって、なるほど!と。タイトルにも内容にも熱い思いが込められていた。2021/07/24
kanki
17
夫婦ニーズのすれ違い。「女性は、子育て始めた途端に、弱者になる。責任は全てママのせい」ためになった。2023/03/02
Taka
13
PTAとか育休とか。私は取ってないずるいの塊だよね。それが脈々と。1ヶ月でもいいから育休取ってほしいかも。手取りはあまり変わらんし。子供は資産から消費財へ。だから少子化は当然。出生率は2を超えてこない。公共の場でで舌打ちされたりしたら嫌になっちゃうよな。明石市の親子への投資!なるほど。育てやすい街に移住するのありやな。ここら辺もっと知りたい。やさしい街にすみたい。キッズラインショック。性犯罪犯しても数年経てば職場復帰ってどういうこと!?罪と罰の考え方がおかしいんじゃないか。快楽とは程遠い子育て。でも幸せ2022/10/31
paseri
8
親戚からいただいた本。統計データに基づき、なぜ日本では男性の育児参加が進まないのかを指摘し、どうやったら変えていくことが出来るのかについて、分かりやすく述べられています。「育児は母親がするもの」という価値観は過去の遺物となりつつありますが、それでもまだ母親が担っている部分は大きいのだと思います。でもそこには日本の社会構造に問題がありそうです。これからの子育て世代にオススメの一冊でした。2022/07/22
yurari
4
明石市長、引退してしまったがインタビューでの力強い言葉が印象的だった。「『所得制限を設けるのは貧困対策、所得制限を設けないのは未来施策』というわけです。そもそも、子供が生まれた親によって区別されるなんて、おかしな話やないですか」「繰り返しになりますが、『よかれと思って』はダメです。市民のニーズありき、課題ありきなのです」2022/10/16
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